こんな美味しいカレーとサラダ、食べたことないよ。と母は心の中で嬉し泣き。
春休みのある朝、突然「サラダ、作ろうっかな〜」と言い出した長男。
3歳の頃は、一緒にクッキーを作ったことはありました。しかし、その後は料理を作りたいなんて言うことはありませんでした。
長男に何が起きたのかはわかりませんが、嬉しい申し出。あと、他にも作りたいというので、カレーも作ってもらう事になりました。
買い物から全て任せる
最初に作りたいと言ったサラダの材料はありませんでしたので、買ってきてもらうことにしました。
殆どを生協からの調達に依存している我が家。お恥ずかしいですが、長男に買い物の用事を言いつけたことはありませんでした(長男自身が欲しいものは、稀に自分でコンビニに買いに行っていた)。
1000円渡してやりくりさせる
長男が作りたいとイメージしている野菜サラダの材料「きゅうり、トマト、レタス」と、ついでに牛乳・ひきわり納豆を買ってきてもらうことにしました。
野菜は徒歩10分強の八百屋で購入予定です。私はそこで買い物をしませんので相場はわかりませんが、お安いと言われているところです。その後、残金に応じて、牛乳・納豆の両方またはどちらかを帰り道のまいばすけっと(イオンの小型店舗)で購入する順番です。
失敗しても良いので、それぞれの野菜の購入量も全てお任せにしました。ですので、八百屋で、1000円(4桁)から野菜1〜300円台(3桁)を野菜の数だけ引くことを、ある程度、計算(暗算)しなければ、次の牛乳・納豆が買えるだけのお金が残りません。
「牛乳と納豆は大体いくらくらいするの?」
出発前に長男が聞いてきました。良し!自分の中で、計画を立てているな!
小学3年生終了時点として、なかなか良い実体験になるかなという母の思惑通りの動きを見せてくれました。感心、感心。
そして、走ったのか少々息を切らしながら元気に「ただいま〜!」と帰ってきました。
まずは野菜サラダ
長男の希望でサラダから作り始めることにしました。野菜をカットして、順調にお皿に並べて行きます。
とても心配性で慎重な長男(ここは私に似ている)、右手で切る時に野菜に添える左手を切ってしまいそうで怖いと言うので、使い捨てのゴム手袋をさせました。おまじない的かもしれませんが、長男には効果を発揮しました。笑
次にカレー
ここでは、以下のみですがサポートしました。
- 市販カレールーの箱に記載されている必要材料と量を長男にみせながらですが、冷蔵庫から野菜(じゃがいも、人参、玉ねぎ)を準備
- 冷凍保存してある豚こまを取り出し、鍋に入れる(そのまま解凍)
- じゃがいもの凹んだ所に残ってしまった皮の除去
じゃがいもの皮むきは難しかったらしく、途中で休憩してました。「ママやって〜」と甘ったれてくる時には、応援したり、「ママがやっちゃったら、自分で作ったといえなくなるよ〜」と言ったり、少々突き放してみました。
自分で考えながら作業を進めた長男
最初に切り方を教えただけで、私からは口出しはしませんでした。それによって、長男は自分で思いついたり工夫したりしながら進めていました。どれもこれも小さい事ですが、これまでだったら、いちいち、私に尋ねてきたと思います。
自分で考えた行動
- 人参を見て、ピーラーを使いたいと取り出した(私はまな板と包丁の場所のみ伝えていた)。
- 包丁では難しいと判断したのか、じゃがいもの皮もピーラーで剥くと言ってきた。
- ガス使用の際に、まだ背が低くく、鍋の中を見ることができないと分かると、踏み台を持ってきた。
気づきもあったようです
- 玉ねぎの皮がむきづらい。
- 野菜は思っていたよりも硬くて切りにくい(人参・玉ねぎ)。
- ゆで卵(サラダに入れる)の皮を剥くのは難しいが、薄皮と一緒に剥くと取れやすい。
などを、実況しながら(声に出しながら)作っていました。笑
家族みんながおかわりをしました
17時には習い事のために家を出る必要がありましたので、それまでに完了させました。
- 14:30-15:00 買い物
- 15:30-16:50 調理
「習い事から帰ったら僕が1番最初に食べるよ!」と残して家を出ました。
戻るといつも疲れていますので、私がカレーをよそいました。
「美味しい!」と自画自賛の長男(笑)。そして、おかわり。次男は、にいにが作ったのをわかっているかのように珍しく3回もおかわりしました(純粋に美味しかっただけ?)。
そして、私。「おいしー!」「長男が作ってくれたから、特別おいしいよ!」
それが…毎週日曜日の夕食はパパのカレーの日。同じバーモントなのに、長男の方が美味しく感じたのは、どういう事なのでしょう。(笑)
遅く帰宅したオットも「おっ!帰宅時にカレーがあるなんて、珍しい」「うめー」とおかわり。
1人分の量しか残りませんでしたので、翌朝は長男のみ食べました。翌日のリメイクが不要なほどの人気カレーでした。
「今度からは、僕が毎週カレーを作るからね♪」
成長を実感するも寂しい
初めての子供の上、ひとりっ子時代が長く、少々わがままに育ててしまった長男。そんな長男が自発的にカレーを作ってくれた。もう、こんなに成長したんだなあと感慨深かったです。
既にカレーを作れる同級生はたくさんいると思います。ですが、ここに来てちゃんと作れるようになったのは良かったと思います。いつからできるようになったかは、我が家ではあまり関係の無い話ですので。
しかし…それと同時に妙に寂しさがこみ上げてきました。このまま、どんどん成長して完全に私たちから離れて行ってしまう。喜ばしいことなんだろうけど、寂しいのが本音…。
実はやらかした長男
写真に違和感がありませんか?
買い物からの帰り。ただいまの後に言葉が続きました。「白菜買って来ちゃった。」
一瞬、状況が飲み込めなかったのですが、どうやら長男は、レタスがどんなものなのか知らず、レシートの白菜という記載を見て、間違いに気付いたようです。それで、急遽、レタス無しサラダとなりました。笑
親の反省
白菜を見た時には、笑ってしまったのですが、もう少し、実体験を積ませるべきだったなと反省しました。
なぜなら、この失敗の原因は、宅配の食材に頼りきっていることにあるからです。ネットで注文して、届くと私が冷蔵庫(野菜室)に入れる。長男が野菜室を見ることなんてありませんから、実物を見たことがないであろう事に気付きました。
子供を連れて、スーパーに買い物に行くこともやはり大事なんですね。これからは、利便性だけではなく、子供たちの生活力をあげることにも力を注いで行こうと思います。
10年以上我が家で使っているのは、↓真ん中のペティナイフ。切れ味が良くトマトの皮もサクサク。心配なく長男に任せられました♪ 刃と柄が一体型なので衛生的です♪
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以上
最後までお読みくださりありがとうございます🍀