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中学生と小学生の年の差兄弟が暮らす「とぅえの家」@東京の運営記録 −子育てメインに節約・旅行・仕事など−

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お母さんになるには時間がかかる

お母さんになった自覚が薄かった

長男が生まれた10年前、初めての子どもがとても嬉しかったのと同時に、とても責任を感じました。守るのは私なんだと。

子どもが生まれた感動と喜びによるハイの状態は、産院にいる時だけで、自宅に戻ってからは不安しかありませんでした。

そして、ジジババ遠方の核家族である共働きの我が家では、育児は想像以上に壮絶なものだと知りました。

長男のことはとてもかわいいのですが、それ以上に、自分は赤ちゃんのお世話係でしかないとも思えました。

同じ頃に出産した友達は、自分の子どもがかわいすぎて、「いつまで見ていても飽きない」と言ってました。一方の私は、到底、その境地には至りません。

ベビーベッドは、リビングに隣接する和室に置き、私はリビングに布団を敷いて寝る。長男とべったりくっついて寝る(隣で寝る)のは息が詰まったからです。

繰り返しになりますが、長男は、かわいいのはかわいいんですよ。

そんな感じで数年が経ちましたが、私の思いは同じでした。

4〜5歳の長男に「ママ〜!」と呼ばれた時、何かに集中していたりすると、あ、私、お母さんだったんだ。と思うことも、しばしばでした。4〜5歳ということは、私もお母さん歴が4〜5年ということですが、それでも、こんな状態でした。

時間がかかった理由

自分で言うのもなんですが、子供が生まれる前は、仕事をバリバリこなし、その頃は会社からの評価もそこそこ良かったです(当時は評価と昇進は全く別のものでしたが)。

そして高校までは、成績の面では、ダントツで先頭を突っ走っていました。ついでに言うなら、模試では全国5番以内に入っていました。

働き出して上司に言われたこと、それは私の中身が男と言うことでした。今の会社でも前の会社でも、です。

確かに、勉強でも仕事でも張り合ってしまうところはあったと思います。かつては、ですが。

素人である私の勝手な想像なのですが、子どもを生むに際し、男っぽかった私(=女性ホルモンが少ない私)に、女性ホルモンが分泌され、それに心が付いて行かなかった。そのため、まずは軽度の産後うつになり、そしてその後は、少しずつ少しずつ、お母さんという感覚、つまり、母性本能が育まれてきたのかなと思いました。

だから、私がお母さんになるには、時間がかかっている…。

子どもが生まれた瞬間から、もうお母さんですが、子どもが生まれただけでは、心まですぐにはお母さんにはなれませんでした。

(こんなんですから、妊娠中には、お母さんになるという自覚は、なおさら、持ちあわせていなかったと思います。)

第2子の次男の場合は全く違う

長男の時には、子育てに不安があったり、軽度の産後うつになったりしましたので、2人目を持つことにとても躊躇しました。

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結果、こうして、8歳もの年の差兄弟になってしまったのですが、2人目次男の時は、長男とは状況(私の精神面)が全く異なりました。

子育てを一度経験しているので、見通しが立つのが一番の理由だとは思うのですが、それと共に、私のホルモン説も少々関係しているのかなと思っています(なんの根拠もない想像の範囲内です)。

1人目の時に女性ホルモンがある一定のレベルまで分泌されたから、2人目は落ち着いていられる…。

女性ホルモン的には、長男の時には、お母さんになるために、これから準備をする必要がありました。ですが、次男の時は、長男の時に既に女性ホルモンが分泌されたので、既にお母さんになる準備ができている。といったところでしょうか。

そして、次男が生まれてからは、かわいくて、いくら見ていても飽きませんでした! どこかで聞いたフレーズですね。そうです、長男の時に友達が言っていた言葉です。

私は2人目にして、ようやく、その友達の1人目の時と同じ境地になったんですね。

次男とは同じ布団で、早く一緒に寝たい衝動にも駆られました。

長男で子育ての慣れがあり、余裕もあるのだと思いますが、次男はかわいくて仕方がありません。長男と比べて次男がかわいいという意味ではありません。赤ちゃんのかわいさが、より理解できた。とでもいうのでしょうか。赤ちゃん、子どもって、こんなにかわいいものだったんだなあと実感しました。

上述の通り、以前は、子どもが私に対して発する「ママ」に違和感がありましたが、今では子どもに「ママ」と言われるのがとても嬉しいですし、言われること自体に充実感を感じるというか、そのまま受け入れられるというか、そんな感じです。

兄弟同時に、「ママ!」と言われると、何だよ!同時に言うな!と(心の中で、ですよ)、まだ2人育児には不慣れな母ではありましたが。笑

みんながすぐにお母さんになるとは限らない

長男が10歳になって、私が母親歴10年になって感じていることは、お母さんになるには時間がかかるということです。

自分のことに精一杯になってしまったり、自分時間が欲しいと思ったり、すぐに自分の子どもがかわいいと思えなかったりすることは、悪いことではないんじゃないかなと思います。次第に、徐々に、ゆっくりと、自分自身に変化が生じてくるんだと思います。

最初から、すぐにお母さんになれる人も存在していると思いますが、私のようにそうではない人も存在しているんです。

そして、母親歴10年となった今でも、決して完璧なお母さんではありません。まだまだです。

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こんなお母さんでも、幸いに、子どもたちは、ちゃんと、お母さんだと思ってくれているようです✌︎

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特に最初の頃、子育てが大変だと思った長男も、もう10歳です。長いようであっという間でした。

これまでの時間と同じ時間が経過した時には、長男はもう、すっかり大人になってしまっています。

一緒に生活していることの幸せを噛み締めつつ、これからの子育ての時間を大事にしていきたいと思います。

 

以上

最後までお読みくださりありがとうございます🍀