スポーツに興味のない私。
祝日勤務の私ですが、秋分の日の23日(月)は休暇をもらい、久々の3連休。ずっと行きたかった奈良にようやく行こうかと思った矢先、台風接近。伊丹空港は影響は少なそうでしたが、進路の変更はあり得るし、わざわざ台風方面に向かって行くこともなかろうと、急遽、取りやめました。泣
先日の3連休は次男発熱。今回の3連休も本当は実家に帰省したかったのですが、最寄駅までの送迎の都合がつかないと言われ、その代替となった奈良も中止。なかなかうまく行かないものですね。泣 泣
洗濯物でも干して、我が家大好きサイゼリヤに行こうかと思ったところ、ラグビーW杯が放送されているのに気付きました。
しかも、ニュージーランド オールブラックス!
スポーツ嫌いなのに、なぜ反応するのか?
キヤノンショールーム内のラグビーパーク
数ヶ月前、オットがカメラを見たいと言うので、キヤノンプラザS(品川)に出かけました。キヤノンは「ラグビーワールドカップ2019™日本大会」のオフィシャルスポンサーとのことで、一角にラグビーパークという特設スペースが設けられていました。
写真を撮ってもらったり、子どもたちがとても楽しめたので、いつもなら、ラグビー?W杯?そんなのいつやってたの?という私なのですが、2019年(今年)秋の開催は、頭の中にインプットされてました。
ちなみに、長男が気に入って遊んでいたのが、↓こちらのボール。ラグビー選手になりたいとまで、言い出しました。笑
『ハカ』をもう一度見たかった
もう、10年以上も前です。オットの仕事の関係で、今はなき市ヶ谷の国立競技場にオールブラックスの試合を観に行ったことがありました。
ラグビーのルールも知らずに、試合が始まるというので、窓辺に行き、開始を待っていました。(特別室でした。)
すると、ガタイの良いラガーマン(ニュージーランド人)が、試合直前に突然、ダンスというか、何かを叫びながら、迫力のある儀式のようなものを行うではありませんか!
「何これ?!」
と思うと同時に、パワーのようなとてもすごい何か、を感じたのです。伝統の素晴らしさと、神様と繋がっているような、うまく表現できないのですが、厳かな何かを感じ取ったのです。
「かっこいい…」
これが私と『ハカ』の最初の出会いでした。
そして、月日は流れ、ニュージーランドとも無縁となりました。
そんな時、また『ハカ』と出会ったのです。
今年の春(2019年4月)に、久々の海外旅行(ハワイ)に行きました。その帰国便の機内。楽しかったハワイの思い出に浸れそうと、軽い気持ちでディズニー映画の『モアナと伝説の海』を選びました。
そこに出てくるちょっとスレた、半神半人である伝説の英雄マウイが、最後に勝負に出ようという時に、見たことのある踊りをしているではありませんか。
「あ、『ハカ』だ!」
昔の記憶が蘇りました。本当にほんの一瞬なのですが、そこを何度も何度もリピートし…やっぱり、なんかかっこいい…。
懐かしさと感動とで、涙が溢れてきました。
もし、他の人に見られていたら、何でこの人、何度も繰り返し観ながら、このシーンで泣いているのだろう。と不思議がられたと思います。笑
でも、大丈夫です。機内は就寝時間中のため真っ暗だったので。笑
それから、『ハカ』をまた生で見たいなと思うようになりました。
ライブ放送で観れたのも何かのご縁
洗濯物を干すのがちょうど終わったタイミングで、いよいよ試合が始まります。
ソファに座って、テレビのボリュームを上げて、あの神聖な儀式を真剣に観ました。いや、拝見させていただきました。
舌を出したり、体を叩いたり。一歩間違えば、相手をバカにし、挑発した態度に取られかねませんが(試合なのでその側面は多少はあるかとは思いますが)、それだけとは思えないのは、質の高い洗練されたチームパフォーマンスとして、完璧に仕上がっているからなのだと思いました。
もう、おそらく、ニュージーランドには行くこともない我が家。生ではないけれど、ライブ中継でリアルタイムで見ることができた『ハカ』。
もし、実家に帰っていたら、旅行に行っていたら、ラグビーW杯のニュージーランド戦をきっと観ることはなく、つまり『ハカ』との再会は果たせなかったと思います。
これも、何かのご縁なのでしょうか。
『ハカ』とは伝統舞踊
『ハカ』は、ニュージーランドの先住民であるマオリの戦士が、戦いの前に、①士気を高めるのと、②敵を威嚇するために、一族のプライドをかけて披露するという、伝統的な踊りだそうです。
気迫に満ちた『ハカ』は部族の強さと結束力を表す手段だったとか。
本来はマオリ族の戦士が戦いの前に、手を叩き足を踏み鳴らし自らの力を誇示し、相手を威嚇する舞踊である。
現在では国賓や海外からの渡航者を歓迎する舞として披露されるほか、ラグビーニュージーランド代表(オールブラックス)が国際試合前に舞う民族舞踊として有名である。
ニュージーランドでは一般的な民族舞踊であり、現在では相手に対し敬意や感謝の意を表する舞として披露されることから、結婚式、卒業式、開会式、歓迎式典、スポーツの試合など、あらゆる場面で目にする機会が多い。死者の御霊を供養し哀悼の意を表す形として葬儀でハカを舞うこともある。"Wikipedia"
これを知っているかどうかで「ハカ」を見た時の印象は違ってくると思います!
『ハカ』の歌詞に勇気をもらおう
有名なのは、『Ka Mate カ マテ』と『Kapa o Pango カパオパンゴ』の2つです。
カマテの歌詞は、その民族の生死をかけた勇気と、歴史の深さを表現しているようです。そして、カパオパンゴは、オールブラックスの戦いに直結したような内容です。
(著作権に詳しくないので、歌詞は載せておりません。ご興味のある方は「ハカ 歌詞」でご検索ください。)
ですが、いずれも勇気と強さを誇示するような内容であることに変わりはありません。
マオリ語の「カマテ」は、日本語の「頑張って」に聞こえるという噂がありますが、実際、過去には「頑張って」と日本語の替え歌にしたCMもあったそうです。
「カマテ」だけだと「私は死ぬ」の意味になってしまうので、次に続く「カオラ(私は生きる)」までをひと続きとして、これからは、家を出る前に心の中で唱えようかなと思います(笑)。出社前にパワーと勇気をもらえそう♪
ク◯会社なので。m(_ _)m
終わりがよろしくないようで…。笑
以上
最後までお読みくださりありがとうございます🍀