今年2020年は、国勢調査が行われる年です。
先日、国勢調査員が訪問してきて、詐欺では?と勘違いしてしまいました。
オットがインターホンでしゃべる
インターホン越しに、宅配の受取りとは明らかに違う内容で、オットが誰かと話をしているのが聞こえました。
気になったので、尋ねました。
誰だったの?
国勢調査
何聞かれた?
家族構成(人数)だけ
本当に国勢調査だった? 名前聞いた?
無言ということは、わからないに違いない(私の心の声)
いやな予感が
私の実家に、よく詐欺らしき人からの「探り」のような電話がかかってきます。どうも、配布されている電話帳をみて、片っ端から電話をかけているようです(推測の域ですが)。
母も高齢ですから心配なので、家族の構成などの情報は、聞かれても絶対に答えてはダメだよ。と、事あるごとに伝えています。
おそらく、一人暮らしと分かれば、詐欺をしかけるつもりなのでしょうから。
(実家は、母の一人暮らしではないんですけどね。)
もしかしたら、今日のインターホンも、国勢調査に扮した詐欺が、老人の一人暮らし調査をしているんじゃないの? カメラに身分証をかざしてもらわなきゃだめだよ!
俺、見てくるわ
とマンションのロビーまで降りて行きました。
まだ、ロビーにいたわ。国勢調査員の身分証持ってた。
あー、良かった。
冷静に考えれば、まだ、管理人さんもいる時間帯でしたから、その真ん前で堂々とやる詐欺もいないだろうと思いますけど、ひと安心でした。
でも、紛らわしいな〜というのが、率直な感想です。世の中、個人情報を不正取得した詐欺が横行していますから…。
用心に越したことはないのですが、こんな風に疑ってしまったのは、国勢調査が5年に1度なので、前回がどうだったのかを、スッカリ忘れているからですよね。
(というか、この一件があるまで、今年が国勢調査年ということも知らなかった。)
そして、国勢調査という名称は耳にしますが、そもそもどんなことをしているのか、良く把握していなかったのもひとつの原因。
ですので、ここで概要をおさらいしておきますので、ご一緒に共有しましょう。笑
国勢調査とは
国勢調査とは、
- 日本に住む全ての人・世帯(外国人含む)を対象に、5年に1度実施される、国で最も重要な統計調査。
- 統計法(平成19年法律第53号)第5条第2項の規定に基づいて実施される。
- 10月1日午前0時時点の、氏名、男女の別、出生の年月、就業状態、従業地/通学地、世帯員の数、住居の種類などの項目を調査。(住民票などの届出に関係なく実施)
- 調査の結果は、少子・高齢化対策、防災対策、雇用対策、選挙区の改定、地方交付税の算定、将来人口・世帯数の推計などに利用される。
- インターネットでの回答も可能。というより、インターネットを推奨(インターネット回答がない世帯に対し、調査票(紙)での回答を促す)
【2020年の回答期間】
- インターネット:9月14日(月)〜10月7日(水)
- 調査票(紙):10月1日(木)〜10月7日(水)
- 回答期間に先立ち、国勢調査員が受け持ちの調査区の実態の確認をし、調査書類の配布・回答依頼を行う(その後の提出までのフォローも行う)。
⬅︎我が家に来たのはこれです。
- 全ての世帯に回答する報告義務があり、違反した場合の罰則は、50万円以下の罰金
※罰則を適用した例はほとんどなし
不正行為は実際にあるらしい
調べていくと、やはり、調査票をダマし取ったり、個人情報を電話で聞き出すような不正行為は、あるようです。
必ず、顔写真つきの「調査員証」や国勢調査の「腕章」を身に付けているそうなので、要チェックですね。
そして、電話での調査は無いそうです。
2020/9/15追記(偶然にも本記事を書いた翌日)。
メルカリで、調査員の専用バッグが出品落札されていたというニュースがあり、詐欺に悪用される恐れがあるとして、注意喚起されていました。
今後は、出品自体できないとは思いますが、見分けるためのアイテムが、他人に譲渡されているかも知れないという現実と共に、調査に協力して行く必要がありそうですね。
みなさんも、お気を付けください❗️
余談 (国勢調査員の待遇)
なお、国勢調査員の選考方法は、一般公募や、町内会や自治会の推薦などです。
ですが、国勢調査員は、総務大臣によって任命された非常勤の国家公務員となります。
人口の少ない地域だと、顔見知りが調査員だったりするので、双方が安心ですが(私の実家とか)、人口の多い場所では、全くの見ず知らずの場合もあるので、今回の我が家のように、必要以上に警戒されてしまうかもですね。
各自治体によって差はありますが、1か月半くらいの業務期間で、5万円前後の報酬もいただけます。
毎年、8月頃に一般公募があるようですので、ご興味のある方は、チェックしてみてください!
(自治体にもよると思いますが、アルバイト感覚でもOKみたいです。ですが、どのようなものか必ずご自身で確認してくださいね。)
長男にはいつも、インターホンには、勝手に出ない。もし出てしまったとしても、何もしゃべってはいけないと、注意しています。
なのに! 今回は結果的に問題は無かったものの、よく確認もせずに、信じ込んでペラペラと話してしまったオットには、再教育が必要ですね。笑
以上
最後までお読みくださりありがとうございます🍀