楽と言われている低学年のうちにやってしまいたい人、率先してやりたい人、やらずに逃げ切りたい人。
PTAと聞いて思うことは、各家庭様々だと思います。
PTAに関わる人数を見ると、一定数、やらなくても良い人が存在するようなので、我が家は、やらずに逃げ切りたい人を狙っていました。
おもしろいことに、類は友を呼ぶなのか、私の周りには、結構この考えの人が集まっているように思います。
しかし!
この春の抽選で、我が家は見事に選ばれてしまったのです。(こんな所で「運」使いたくない!笑)
小学校の新クラスのこと。PTAのこと。なかなかの試練でした。 - 🍀tue-noie
と言うことで、神様は私にPTAをやりなさいと思し召しになりましたので、4月から活動を開始しました。
実際にやってみて
まず思ったのは、この、学校にとって、とても都合の良いPTAというシステム。
大枠は学校で決めるから、後の実行(雑用)はお願いね!というやつです。
もとが、ボランティア精神旺盛なアメリカ発祥のものですから、仕方がないんですけどね。
そもそも、ボランティア精神が希薄な日本にそぐわないような気も…。
まあ、でも良いんです。
直接ではないけど、巡り巡っては、自分の子どものためですし、
率先してはやりたくなかったけど、やれと命じられれば、ちゃんと任務はこなそうと思っていましたから。
そうやって始めたPTAですが、
実際にやってみると、考えが変わりました。
はっきり言って、ウザイと思っている学校からの大量プリント。
もちろん、PTAからのお便りもあります。
あー、邪魔だし、ハンコ押したり名前書いたり、事務作業面倒くさいし、早くペーパーレス化しようよ、と思ってはいるのですが…、
このお便り配布のために、一生懸命、無給で働いてくれているPTAの方がいるんです。
ホチキス止めがある時なんかは、腱鞘炎になりそうと言っていました。
それでも、黙々と作業をこなしています。
もちろん、ペーパーレス化は検討済みなようで、検討の結果、どうすることもできず、お手紙配布になっているのだそう。
(どうも、学校に比べPTAは、環境が格下な印象。)
また、交通当番の順番決めやイベントのお手伝い決めなんかも、兄弟の有無や、朝の忙しい時間帯、子どもの学年など、女性ならではのきめ細かさで、配慮しながら検討していることも、知りました。
(現実には、まだまだ母親(女性)の参加の方が多い。)
それ以外にも、細かい雑用などもたくさんあって、それに文句を言うことなく対応しています。
でもやっぱり、おばちゃん?なので、集まりとなると話も弾み、ミーティングとかは長引くし(笑)、そのやり方、会社だったらNGだよなぁという微笑ましい場面にも遭遇はします。
ですが、実行力はなかなかのものだと思いました。自分たちのやり方でしっかりやってる。
こういうお母さんたち(とお父さん)にも支えられて、学校が成り立っているということを、今更ながら実感しました。
(長男が小6なので、小学校最後の年になってようやく…)
ただウワサでは、女子の熾烈な争いから険悪なムードになり、嫌がらせのようなこともあると耳にします。
お菓子を持って行っても、特定の気に入らない人には露骨に配らないとか、
嫌いな人が部屋に入ってくると、「空気が汚れるから帰る!」と聞こえるように言うとか、
子どものイジメと同じ精神レベルの人が存在するのも事実のようです。
もしかしたら、たまたま、私がご一緒している方が良い人だったのかもしれません。
不手際があっても、色んな人がいるので〜と自分たちで対応したり。
先日の運動会の時には、PTAスタッフとして参加しているにも関わらず、自分の子どもの出番の時には、抜けて大丈夫と言ってくれたり。
フォロー体制がとてもしっかりしていました。
みんな(PTAのスタッフ)に、気持ちよくやってもらいたいので〜
とのことでした。
会社のことでやさぐれて、自暴自棄になっていた私ですが、こうやって一歩、別の世界に踏み込んでみたら、自分の欠けている所が、ハッキリと見えてきました。
これまでの、自分の小ささが恥ずかしいです。
そして、見えない所での他人の苦労に気付けて、良かったと思います。
今まで子どもが、何気に参加して、楽しんでいたお祭りやその他諸々のイベントも、親御さんのボランティアもあってのことなんですよね。
神様が私に教えたかったことはこれなんでしょうか。笑
なお、去年、今年のPTAは、楽なのかも知れません。
コロナでイベントがかなり中止になっていますからね。
子どものことを思うと残念だけど、PTA活動の面からはラッキーという不思議なことになっています。
以上
最後までお読みくださりありがとうございます🍀