我が家の長男。
今春からハレて高校に進学することができました。
高校は大抵の人は行くよね?とお思いになるかもしれませんが、一般受験という過酷?な道を選んだ我が家にとっては、高校は高嶺の花のようでした。
高校に落ちないシステム
東京には、併願優遇制度という素晴らしい受験システムがあります。
もうひとつ、行きたい高校(第2志望校など)をキープしておくシステムです。 他の県にもあると思いますが。
つまり、第1志望校が落ちた場合に、入学が保証されているのが併願校なのです。
併願校は入学金の支払いも待ってもらえます。
内申点(〇〇点以上など)で受けられる併願校は決まっているのですが、キープしておくという性質柄、点数は推薦よりも若干高めに設定されているケースもあります。
併願校として実際に試験も受けるのですが、内申点などの資格をクリアしていれば、よっぽどのことがない限り落ちることはないと言われています。
併願があれば、
第1志望校に合格すれば、第1志望校に行くし(併願校にはお断り)、
第1志望校に不合格だったら、キープの併願校に行く。
という具合に、高校に行きそびれることはないので、精神衛生上とても気が楽なのです。
一般受験にした理由
ここでの一般受験とは、試験の合否だけで入学する受験という意味で使っていきます。
併願制度というこんな良いシステムがあるにもかかわらず、長男は、併願を利用しませんでした。
長男の第1志望は私立。
長男の内申点で併願ができる高校は、都立との併願はOKだけど、私立との併願はNG。
成績優秀なら選択肢はたくさんあったのだろうけど。
併願がない場合、第1志望校に落ちても他に入学が保証されている高校はなく、自力で他の高校合格を獲得しなければならない。
一方で、長男の第1志望校は、長男の実力よりも上の高校。推薦が受けられれば良かったのですが、それも叶わず。
長男は、割と迷わずに決意しました。
僕は第1志望校を受験したい。併願を受けるために志望校を変えることはしたくない。
塾とも何度も相談し、
- 第1志望校優遇(学校により異なるが10〜30点加点される)を利用して、第1志望校を一般受験。
- その他、滑り止めとして、一般受験でいくつか他の高校を受ける。
ことにしました。
塾は合格実績を出したいので、偏差値の低い高校を何度も勧めてきた笑
ということで、候補全ての高校を一般受験することに。
10校くらいは受験する覚悟で、中学校の担任には話をしました。高校に送付する書類を準備いただくので。
受験の結果
長男の思いを尊重はしましたけど、それから受験が終わるまでの2か月弱は、それはそれはもうドキドキしましたよ。
本人はもちろんのこと、親の私たちも。
突然問題の傾向が変わって、試験が全く解けなかったらどうしようとか、
もしそうなったら…定時制?通信制?とか。
ドキドキ、ドキドキ。
だけど長男、
第1発目の受験で合格(第2志望)。
翌日の本命の第1志望も合格。
で、幸い、2校の受験で済みました。
受験料は1校2万円以上するので、受験費用も20万円かからずに済みました(10校受けるとなると)😆
都立が第1志望で、併願で私立をおさえてしまえば、コスパも精神上も最強なんですけどね。
これを教訓に次男のことは、そう導こう
公立中学校の実力
長男は公立中学校でした。
小学校で比較的頭の良かった子は私立の中高一貫に進みました。
なので、公立中学校の実力っていかばかりか、と思ってみてましたが、
一言で言えば、ピンキリ、様々です。
同じクラスに、日比谷高校や早稲田に行く子もいれば、私立の工業科に行く子もいる。
公立でも頭のいい子はそれなりにいるんだなと思いました。
偏差値70以上の高校に何人も合格してる
結局は、どこにいても本人次第なのでしょうね。
高校選びは、
- レベルの高い所を選ぶ子(それを目指して勉強)
- 成績はかなり良いのに将来農業希望で園芸高校を選ぶ子 (いわゆる専門高校)
- 親が建築関係のため、高校から建築科を選ぶ子(いわゆる専門高校)
- スポーツ強豪校狙いの子
- 友達が行くからと人に合わせる子
- 自分の現状の成績に見合った所ならどこでもという子(受験勉強を一切しない)
などなど、千差万別。
普通科という型にハマっていないように感じました。
神様はみている
さすが東京。信じられないくらいのお金持ちがいるんですよ。
長男のクラスにそんな子がいて、背も高く、自称イケメンで、鼻持ちならない…。
いつもマウントばかりで、かなりイキった感じ。
そんな彼の志望校は、長男の第2志望校。
なので、
おー、お前もあそこの学校なのか。待ってるよ。
と、相変わらずの上から目線。
長男その高校が受かった時に、
あ、俺、受かったよ
と報告。
俺も受かった
と彼。
結局、長男はその高校には行かなかったのですが…
4月に入った先日、その友達を街中で見かけました。
纏っていた制服は、人気のない最下位の高校のもの(少し前には荒れていた)。
風の噂によると、彼は、例の志望校に落ちて、定員割れしていたその高校に入ったそうです。
それを知って、みんな、ビックリしてました。
志望校に落ちたとしても、金にものを言わせて、どこかの私立に入るとかはしなかったんだなーと。
ただ、最下位校と言っても、内申点狙い(内申点が取りやすい)で、敢えて希望する人もいるようなので、一概に悪いとは言えないのですけど。
とにかく長男は、最後の3か月はラストスパートで頑張りました。
自分で掴んだ高校合格で、自信がついたようです。
以上
最後までお読みくださりありがとうございます🍀