石や宝石に興味を持ちだす小学生。
我が家では、長男が1年生の時に、天然石(宝石)に興味を持つようになり、2年生の夏休み自由研究に、天然石の標本を作りました。
とても簡単で、飾ることもできる天然石の標本です。
夏休み自由研究のコンセプト
自由研究を何にするのか考える時、子どもの希望・意向を尊重するのは当然ですが、2点、決めていることがあります。
1. 子どもが興味を持っている題材にする
これをやったら勉強になるだろうと、親の思惑で取り組ませたいものもあると思います。
ですが我が家は、深い知識を持ってもらいたいと考えていますので、子ども本人が興味のあるものを題材に選んで、その知識を深掘りをさせることにしています。
2年生の頃は、親が公認のもと、お友達と石(宝石)の交換などをしていましたので、2年生夏休みの自由研究は、天然石の標本を作ることにしました。
2. 作品はコンパクト、または飾れるもの
好きなものを自由に作らせてあげたいのは、やまやまです。しかし、住宅事情もあり、大きいものは、何れ処分の対象になってしまう。
子ども(と親)が一生懸命作ったものを、邪魔だなと思うのも何なので、コンパクトにまとめられるもの、もしくは、インテリアを壊さない程度に飾れるものをコンセプトにして製作することにしています。
まさに、この天然石の標本は、インテリアの一部となり得るものでした♪
天然石標本の作り方
知識の深掘りですので、勉強をしながらが基本です。
準備したもの
- 天然石
小学1年生の夏休みに旅行に出かけた際に、天然石の詰め放題(ストーンプール)を発見し、購入したもの。
- 額縁:使わずに自宅にあったもの。
- 紙粘土
- ネーム用シール
製作に入る前に
上述のように、購入した石がたくさんあるので、標本の製作に入る前に、どの石にするのかを選定しました。
(標本にする石が決まっている場合には、このプロセスは必要ないので、次の「作り方」に進んでしまってOKです。)
この選定作業がとても大変でした。
なにせ、わぁ、きれい!かっこいい!という理由だけで詰め込んでいますから、色んな種類の石がごちゃまぜ。
石の種類(名前)も漠然としかわからない中、このたくさんの石の中から選び出す必要がありました。
考えた末、
- 同系統(例えば水晶)
- 色が似ている
- 同一種類で見た目が異なる
- その他珍しいもの
を基準に石を選び出し、グループ分けしました。
普段、図書館から天然石の図鑑を借りて、眺めていましたので、実物を実際に見て、石の種類(名前)を確認しながら選定を行えたのは、知識の定着に良かったと思います。
時間はかかりましたが、ローズクォーツやアメジストは水晶など学びました。
ただ製作するのではなく、学んでもらうという観点からは、この天然石標本を製作する中でのこの過程が、自由研究として最も重要な部分だと思います。
グルーピングは、もしかしたら間違っているかもしれませんが、考えながら分類していくことが大事だと思っているので、OKです。
作り方
1. 額縁のガラス(面材)は使わないので外します。
2. 裏板に紙粘土を、一面に貼っていきます。フレームが重なる部分は少し薄めに貼ってください。
3. 紙粘土が乾く前に、石を並べ、石の半分くらいまでを紙粘土に埋め込みます。
4. 必要ならば、ネーム用シールに、石の種類を書いて貼り付けます。
5. 最後に、額にサランラップを巻いて額(標本)を保護します。
実は、このサランラップは非常に大事な役目を果たします。
夏休みの自由研究・工作ですから、この標本は学校に提出します。
わぁ!きれい!と、触りたくなる子供もいますからね (実際に、集まってきたそうです)。
長男が興味があるということは、お友達も興味がある可能性大です。
(学校で作品に触るのが禁止されていても、子供たちは触ります。笑)
また、万一、石が取れてしまった場合の紛失防止にもなりますよ。
なお、学校で付けた作品紹介の紙も、学校から戻ってきたらサランラップの中に入れてまとめてしまいます。
(「世界一の額縁」と命名したようですね。小2の長男には、紙粘土をこねることの方が大変だったようです。ひらがなばかりは、ご愛敬で…)
プラスα
我が家は付けていませんが、これに、天然石を更に調べたもの(産地や意味など)や、上記のグルーピングの考え方、製作工程などをまとめた資料を準備したら、更に知識は深まります。
学校への提出物としても満点ですね。
インテリアとしての天然石標本
こんな感じでリビングにも馴染んでいますよ。
我が家は2年生で作りましたが、1年生でも十分に作成できる難易度だと思います。
以上
最後までお読みくださりありがとうございます🍀