5歳頃から昆虫に興味を持つようになった長男。特にカブトムシ・クワガタは大好きです。小学校に入学してからは、毎年夏休みは、昆虫採集に出かけます。
自分で捕まえて、毎日楽しんで育てたカブトムシやクワガタも、いつかは死んでしまいます。思い出も詰まっているので、捨ててよいのか迷いませんか?
ということで、我が家は標本にして残すことにしています。これで子供も大満足です。
どんな標本にするのか
標本というと、額縁にピン(針)で刺されているものをイメージしませんか?
しかしこれだと、飾るスペースも必要ですし、標本のメンテナンスをしないと、いつかはバラバラ・ボロボロになるのでは?という心配もありました。
そこで、我が家は
レジン(樹脂製)の標本
にして、子どもが遊べるようにしました。
まずは、出来上がったものをご覧ください。カブトムシの表と裏。裏もしっかり見ることができますので、観察にもOKです♪
サイドからもバッチリ。 カブトムシ、かっこいい!
レジン製ですと、このように360°、全方向から見ることができるのです。
丈夫なので、子どもが持って遊ぶこともできます♪
準備するもの
- レジン液:レジンは、主剤と硬化剤の2つの液体を混ぜ合わせて使います。我が家は、クリスタルレジンNEO。たくさんの標本を作りますので、1.5kgセットを購入。カップとかきまぜ棒、手袋が付いています。
- 型:100均のタッパーなど。シリコン製の型だと、固まったレジンを取り出しやすいですが、大きさ・形が豊富なタッパーでもOKです。
- はかり:レジンの量を測ります。
- 容器:虫を入れても良いもの。材質は何でも良いです。
- ピン:縫製用のまち針でOK。虫の形を整えます。発砲スチロール・ダンボールなど、ピンが刺せるものも一緒に準備。
- 新聞紙など:汚れ防止のために、下に敷きます。
- シールラベル:必要な人のみ
- 紙やすり:必要な人のみ
レジン標本の作り方
虫の準備
1. 標本にする虫を選び出します。
2. 任意の容器を使い、固まってしまった昆虫の足(関節)を柔らかくするために、お湯につけます。
5分〜数時間くらいつけると、足が柔らかくなり動くようになります。(昆虫の状態によって時間は異なります。)
3. 柔らかくなった昆虫の姿形を整え、ピンを刺して昆虫を固定します。
針は昆虫には刺す必要はありませんよ。
この状態で、2〜3週間(場合によってはもっと)乾燥させます。
⚠︎ポイント:ここでしっかり乾燥させてください。標本に水分が残っていると、出来上がった時に、昆虫の周りが銀色っぽくなってしまいます。
ラベルの準備
採集した記録を残しておきたい場合には、ラベルを準備します。特に必要がなければ、このプロセスは飛ばしてください。
- 昆虫の種類
- 採集年月日
- 採集場所
などをラベルシールに印刷して、切り取っておきます。
レジンの準備
1. レジンの主剤と硬化剤の割合を、2対1となるようにそれぞれはかります。
※レジンは、使用上の注意をよく読んでお使いください。
2. 2つを混ぜ合わせた液体を、よくかき混ぜます。
⚠︎ポイント:ここで、ムラなくしっかりと混ぜてください。混ぜ方にムラがあると、固まり具合が均一ではなくなります。
3. 型(タッパー)に、混ぜたレジン液を5〜10mmのみ注ぎます。
まずは、標本のベースとなる部分を作ります。
このまま、半固まりの状態になるまで、待ちます。数時間みておけばOKです。1日経ってしまうと、結構硬くなってしまうので、気をつけてください。
なお、ここで残ってしまったレジン液は、次の工程では使えませんm(_ _)m
標本作り
1. 半固まりになったベースに、昆虫をのせていきます。
昆虫の足は、ベース(レジン液)の中に食い込ませるように置いて、固定します。
ですので、ベースはコチコチには固まらせないのが良いです。
その時に、作成したラベルもセットします(必要な人のみ)。
2. タッパーがいっぱいになるまで、レジン液を注ぎ込みます。
あとはレジンがしっかり固まるまで、1〜2日待つのみ♪
3. タッパーから取り外して完成!
タッパーですと、取り出しにくくタッパーが割れてしまう場合もあります。(だから100均で。笑)
角を滑らかにしたい場合には、目の細かい紙やすりで磨いてください。
私が見つけたノコギリクワガタも、レジン標本に♪
こんな感じで収納しています。
レジン標本は、作るのに少々手間はかかりますが、作ってしまえば、子どもたちが、いつでも好きな時に遊べます。カブトムシやクワガタも嬉しいはず!笑
ぜひ♪
以上
最後までお読みくださりありがとうございます🍀