今年度に入り、昨年度の人事評価(考課)の結果が伝えられました。
昨年度は、私が育休から復帰した年です。そして、仕事の内容も上司も、産・育休前とは全く異なったため、ある意味、ゼロからのスタート。
ですから、評価の結果としては、「中の上」くらいがとれれば、万々歳かな程度に思っていました。
しかし、結果は「A」最高評価でした。
ちなみに評価は、5段階(A〜E)の相対評価。実際とは異なりますが、わかりやすくお伝えするためにアルファベットを使っています。
以前より当ブログをお読みくださっている方はご存知かもしれませんが、復帰したら、庶務のような仕事が担当となりました。(というより、庶務課のようなところ)
産・育休前は、英文契約書の立案・交渉。業務量も多く、難易度も高い。フルタイム勤務でも、残業無しはとても大変でしたが、それ以上に、得るものが大きかったです。
(子育てとの両立との観点で、残業が無いように配慮して頂いていた。)
しかし…復職後の仕事は…専門知識は必要とするものの、アウトソース可能と思われる業務内容。つまり、とても簡単なスキルを必要としない仕事なのです。
ですが結果としては、それが功を奏したのかもしれません。
初心者でも、ある程度の仕事の経験があれば、すぐに力が発揮できる。
育休明けであっても、時短勤務であっても、仕事でアウトプットを出すのは当然のことですので、それは大前提です。
ですので、それ以外で、業務遂行するにあたり、心掛けていたこと・意識していたことがありますので、それをご紹介したいと思います。
評価期間は、育休明けの1年間が対象でしたが、どんな方にも共通することがあると思いますので、働く皆さまのご参考になれば、幸いです🍀
意識していた6つのこと
1)上司を味方につける
上記の通り、仕事には不満タラタラ。私を雑用係にした張本人ですが、敵対心むき出しでは、どんなに仕事を頑張っても評価はあがりません。評価する張本人でもありますから。
- しつこいくらい報告・相談
仕事の中身に関してもそうですが、特に勤務時間については、丁寧に報告・相談しました。
子どもの病気が続き窮地に陥った時や、学校行事に参加したい時などは、状況を詳細に伝えた上で、休暇やフレックスを取得することにしました。
休暇等は、規則上は理由「無し」で取得可能ですが、状況を知っているかいないかでは、上司が持つ印象は異なると思います。
- 休暇取得します。
- 子どもが体調不良のため休暇取得します。
- 子どもが昨夜から39度の発熱があり、今朝も下がらず受診するため、休暇取得します。
私が心掛けたのは、3番。
そして、翌日にも響きそうな時には、受診結果も添えて状況をメールで伝えておきます。
翌日、出勤可能となった場合には、朝一にお礼。敢えて部長がいる時に行います。上司もその方が嬉しいと思うので。
これからも休暇をスムーズに取りたいという下心もあるんですけどね。笑
あいつは、突発的に休暇を取って仕事に穴をあけると思われたら、良い評価なんてもらえませんからね。
- 労(ねぎら)いの言葉をかける
私はあんたの上司か?と思いますが(笑)、上司と言えども人間。
仕事が大変な時や、ご家族が病気の時には、寄り添うような言葉をかけました。
意外と上司って、芯から部下に慕われているとは限りませんからね。笑 労いの言葉をかけられるのは稀だと思っています(うちの会社だけ?)
会社ですので、ビジネスライクでドライな人もいますが、人として当たり前のことを敢えてやってみることにしました。
2)周囲と仲良くする
会社は仕事をする場所ですが、仕事だけをちゃんとやって、アウトプットをだせば良いという場所ではないと思っています。
周りとの協調性もなく、揉めごとばかりでしたら、どんなに仕事を頑張っても、良い評価を得ることは難しいと思います。
(ある分野にとても秀でた能力の持ち主は別だと思います。)
仕事の引継ぎを受ける相手は、中途採用1年目の20代でしたが、そこは、仲良く進めました。(私は社歴15年以上で役職有り。笑)
周りをライバル視する人の方が多いですが、私は、仲間として接しました。
3)仕事はひとりで進めない
上司は、仕事の進捗が見えなくなると不安になります。上述の「しつこいくらい報告・相談」にも共通しますが、都度、進捗の報告をし、判断すべきところでは、相談するようにしました。
自分勝手に決めて、物事を進めないということです。
暴走して、上司の意図と異なっていても、意味がないですから。
上司って、部下が全部ひとりであげた成果をアピールするよりも、自分(上司)が加わって、仕事の中身を十分に知っていた方が、結果的には評価が高いような気がします。
ただ、相談する時には、
「これはどうしたら良いか?」
ではなく、
「こういう理由でこうしたいが、よいか?」
という具合に、自分自身である程度の方向性を決め、判断を仰ぐという風に進めました。
また、仕事を進めるにあたっては、うるさいくらい周りに聞き回り、仕事に巻き込みました。笑
そうすると、良いアイデアが出てきたりするんですよ。笑
4)提案をする
今の課は、事務処理系の仕事が多いのですが、ただ機械的に処理を進めている印象を受けました。
要は、なぜコレをやらなければいけないのか、が分かっていない状態で仕事を進めているのです。
ですので、ムダと思える作業がたくさんありました。
ひとつひとつは小さいことなのですが、積み重なると結構、効果があります。(家事と一緒ですかね。)
これも、自分だけで勝手に進めず、全てミーティングで提案して、同意を得てから進めました。
反対派もいるでしょうから。笑
5)反対意見を言ってみる
我が社は古い会社なので、風通しは良くありません。(特に下からの)意見が出しにくい雰囲気です。
ですが、ミーティング中、どうしても変な方向に話が進み、このまま、この結論で終わるのは良くない!と思う時もあります。
以前は、何もせず「こんな結論になるなんて、なんてバカな会社!」くらいに思っているだけだったのですが、反対意見を言ってみることにしました。
ミーティングの席上で言える時もありますが、(基本小心者なので)言えない時には、あとでメールで…。笑
反対ばかりしていると、「またか、この人」と思われそうですが、ほんとにたまになら、大丈夫でした。笑
議論が活発になったような気がします。
6)服装に注意する
子持ちで、チュニックなんて着てしまった日には、仕事志向の人として認識されないです。
楽ですが、やめておいた方が無難です。
かっちりスーツと言わないまでも、オフィスにふさわしい格好は必要だと思います。
私は、コーデが簡単なかっちりめのワンピースが多いですかね。
もちろん、来客がある時や、重要なミーティングの時には、ジャケットは必須です。
子持ちの人ほど、服装には気を付けた方が良いと思います。
後半に起きた変化
このような事を約1年ほど続けてきたところ、思わぬ嬉しい副産物が生まれていました。
ポロポロと、私の行動を評価してくれる人が現れてきたのです。
〇〇さん(私)が来てくれて、考え方が変わったと。
こういう変化に、評価者が気付いてくれたんだと思います。
結局はコミュニケーション
こうやって書いていて、結局のところ、コミュニケーションが全てなのかなと思いました。
自分自身に置き換えてみても、よく相談してくれる人の方が、どのような事を考えているのかがわかるし、安心して仕事が頼めそうな気がします。
上司もそれと同じですよね。
お世辞やゴマすりと思わずに、コミュニケーションと思って、ぜひ積極的に慕って?みてください。
上司もそうですが、周りとよく話すようになってから、仕事が楽しく進められるように感じましたよ。(仕事そのものは、ちょーつまんない内容だけど。泣)
評価が良くないと嘆く前に、自分で、評価される環境作りをするのも、大事かも知れませんね。
もしかして、これが高評価の真の理由?
先日、元部長で、お偉いさんとのコネクションもあり、影響力が非常にある方が、定年退職されました。
英語がとても良く出来る方でしたので、私は影ながら尊敬していました。
お辞めになる数日前に、お礼のメールを送ったところ返信があり、思いがけないことが書いてありました。
ある業務の処理能力が、部内でダントツのトップであることと、それを現部長に伝えておいたという内容。
これが本当のことであって、評価に間に合っていたのであれば、これの影響はとても大きいのでは?と思いました。
他人に認められるというのは、「それなりの結果・成果」ということなんでしょうから。
以上
最後までお読みくださりありがとうございます🍀