昨年の夏、緊急事態宣言の合間をみて、家族(小5&3歳)で奈良に旅行に行きました。
大人は15年振りくらい、子どもたちは初めての奈良、3泊4日の旅です。
気が付けば、夏の奈良①(徒歩編)から3か月も経過していましたf^_^;
記憶が薄れる前に書かなきゃ!(もう、かなり薄れているという噂も…笑)
奈良旅行の2日目は、レンタカーを借りました。
こんなかわいいご当地プレート!
この日の旅程⬇︎
若草山山頂
入山は有料です。
こんなくねくねした道路をひたすら登ります。
途中、東大寺も♪
無料駐車場はこんなにガラガラ。ここから徒歩5分で山頂。
奈良市内(奈良盆地)を一望する眺め♪
ここからの夜景はきっと素敵なんだろうな。
ドライブウェイの営業は23時迄、夏場には夜景鑑賞バスも運行されるらしいので、見ておけば良かったなとちょっと後悔。
今回は、車で一気に山頂に向かいましたが、若草山は、芝生に覆われた美しい低山(342m)なので、いつかは家族みんなで、楽しみながらゆっくりと登山をしてみたいですね。
ただ、この芝生でゴロゴロとか、レジャーシートを敷いてピクニックとかできるのだろうか。
と、ふと疑問に思いましたよ。
山頂なんかは、朝からホウキでお掃除されてましたので…(ほら、野生の鹿がたくさんいるでしょ)
正倉院
15年前にオットと訪れた時にも、前日の奈良旅行1日目に立ち寄った時にも、お休み。
よっぽど正倉院にはご縁のない我が家なんだろうなと思うも、ここで諦めたら次いつになるのかわからない!ということで、3度目の正直。
悲願?の正倉院です。
歴史の教科書でしか見たことがなかったので、是非とも一度は本物が見たかったのです。
逆光で、壁は真っ黒にしか写っていないですが、瓦屋根が見事ですね。
三角の木を組んだ「校倉造(あぜくらづくり)」の高床式倉庫です。
外構のみ見ることができます。
この倉庫には、聖武天皇の遺品など9000点が、聖武天皇の死を悲嘆する光明皇后によって保管されました。
歴史のおさらいですが、盧舎那仏(奈良の大仏)を建立したのが聖武天皇で、その奥様が光明皇后です。
我が家が奈良を訪れたのと同時期に、奈良国立博物館で『正倉院宝物』展が開催されてました。
毎年、秋に開催される『正倉院展』とは異なり、こちらの展示作品は再現品(レプリカ)です。
なお、正倉院の宝物約9000点は、現在はすぐ近くに建てられた空調設備の整った倉庫で、厳重に保管・管理されています。
なので、現在、正倉院の中は空っぽです。
そして、正倉院は東大寺内にありますが、管理管轄は東大寺ではなく、宮内庁です。
訪れたのは夏の奈良。そして、この日の最高気温は37℃。前日に炎天下を6kmも歩き、もうあの暑さには耐えられない。
なので、正倉院に近いパーキングを探して、最短を目指しました。
駐車料金もリーゾナブル。
約40台停められます。
裏道なので、静かで良い雰囲気です。
東大寺への入口が見えてきました。
このまま進んでいくと、東大寺の敷地内に入ります。
こちらの駐車場、格安なだけではなく、正倉院に限らず東大寺参拝にも便利なのでおすすめです。
唐招提寺
唐招提寺は、鑑真和上が戒律を学ぶ人たちのための修行の道場として開いた私寺です。
ご存知の方も多いと思いますが、改めまして。
鑑真和上は、唐の日本人留学生(遣唐使)経由で、朝廷からの来日要請を受け、6回目の渡航で遂に渡日を果たしました。
(最初の渡航の試みから12年超かかってます(>_<))
日本で過ごした10年間は、最初の5年間は東大寺で、後の5年間は唐招提寺で過ごしました。
なので、唐招提寺と東大寺の両方に鑑真和上像があります。
唐招提寺の像(国宝)は、鑑真が亡くなった後に弟子が作成し、東大寺の像(重要文化財)は、唐招提寺の像を模して造られました。
唐招提寺の鑑真像は、特別開帳の時だけ拝観することができるのですが、普段はレプリカを拝見することができます。(写真はNG)
自宅に戻ってから知ったのですが、
唐招提寺の像は40年前に、そして東大寺の像は10年前に、鑑真の生まれ故郷である中国の揚州に里帰りしているのです。
苦難の末に失明までしてやっと来日し、仏教戒律確立のために尽力。そのまま日本で亡くなった鑑真和上を、像ではあるが帰国させた。
泣けますね。
長男は、千手観音像に興味を持ち、本当に手が何本あるのか数えていました笑。
15年前にオットと2人で唐招提寺を訪れた際には、金堂はちょうど平成の大修理(2000〜2009)中でした。
当時金堂は、足場のようなもので覆われていましたが、修理のために解体された仏像をみることができ、
御影堂では、鑑真和上像、ふすま絵、障壁画なども拝観できました。
再訪したら、不思議なことに当時の記憶がまざまざと蘇ってきました。
⬆︎ショップです。笑
一目惚れして購入したトートバッグ。
唐招提寺前にある駐車場。完全に夏の空ですね。ここから、唐招提寺入口まで行くだけでも暑くてうなだれました。笑
奈良らしいガチャ。我が家はこれを2回もやってしまいました。
駐車場にはお土産屋さんが併設されているのですが、ここでいくらか以上購入すると駐車料金の割引が受けられたと思います。⬅︎相変わらずテキトー笑
薬師寺
唐招提寺からほど近くにある薬師寺にも寄ることにしました。
600mしか離れていないので、歩いて移動できる距離なのですが、いかんせん暑くて暑くて。
車で向かいました。
こ〜んな細い道路を、薬師寺の駐車場を目指し、グルグルと探したのですが見つけられず…個人経営の駐車場に止めさせていただきました。(個人宅の空いてる土地を駐車場にしたみたいなやつ)
実は、この薬師寺周りの狭い道路で、プチトラブルがありました。
●対向車とのすれ違いが厳しい狭い道路でのこと。
なにわナンバーの対向車が、一切譲り合う気持ちが無さそうな運転で向かってきました。
かな〜り強引。笑
我が家、バックして避けました(>_<)
●駐車場が少し離れているので、入口近くで私と子ども達だけ降りようとした時のこと。
イライラ系クラクションを鳴らす車の多いこと(>_<)
ひとつ目は不運だったとしても笑、ふたつ目に関しては、この辺で暮らす人たちは、観光客が運転する車に嫌気がさしているのかなと思いました。観光客は何かを探しながら運転するのでもたつくしね。
失礼しました〜。
真夏の薬師寺。
国宝の東塔。六重塔に見えますが、三重塔です。
ここも、本当に暑かったです。
飲食禁止だったのが非常に辛く、もう暑さでヘロヘロ…。
熱中症になっちゃうよ〜。
だからなのか、こっそりとバックに潜めたペットボトルを飲む人が何人もいましたよ。
薬師寺金堂の、天井画の模様が入った小皿(白鳳絵皿)を、今回補充しました。
15年前と全く同じものが売っていたのが嬉しかったです。
国宝の薬師三尊像、唐草模様の台座、仏足石はもちろんのこと、金堂のこの天井画も素敵なので、訪れた際には是非ご覧ください。
こんな素敵なハスも✨
平城京跡
初めて訪れた時、平城京跡には驚いたんです。なぜなら、
知らない人はいないというくらい学校教育でしっかりと学ぶ平城京。
なのに、観光地っぽくなかったんですよね、当時は。その辺の原っぱに、ただポツンと門が建っているという印象でした。
しかし、今回は違っていました。
物産館などが設立されていて、とてもきれいな観光スポットに変貌していました。
広々〜な朱雀門ひろば。
こんな所で、自転車の練習をしたり、追いかけっこをしたり、近くにお住まいの人は羨ましいな〜。
復原中の南門が少し離れた所に見えますね。
平城京は復原計画中なんですよ。現代にある奈良時代。完成したら歴史ロマンを感じられそう。
平城宮いざない館
朱雀門ひろばの東側に位置する平城宮の展示施設です。
もう中は奈良時代ですね。笑
平城京の地図上を走り回る兄弟。
他に客がいなかったのが幸いですが、うるさい兄弟で失礼しました。
でも、この地図、当時の平城京の様子がとても良くわかるものでした。おもしろかったです。
こんなに立派で、情報量も満載なこの施設。
なんと、無料なんですよ。
歴史の勉強を始めた小学校高学年あたりの子どもに、とても有益な場所だと思いました。
やっぱり近くに住む人、いいな〜。笑
(天下り先なのかなと勘ぐってしまったり笑。大人になるとイヤですね。こんな見方をしてしまう。)
法隆寺
レンタカーの返却時間までもう少し時間があったので。
せっかくなので、法隆寺にGO!
平日のため、仕事帰りの渋滞にはまりそうでしたので、高速を利用しました。
法隆寺に無事に到着。
でも、時間が限られているので、車窓見学のみ。
五重塔(国宝)もかろうじて見えた!
前回は、最寄り駅で見知らぬご夫婦をお誘いし、タクシー割り勘で向かいました。
法隆寺は最寄り駅から少し離れているので、電車で行かれた方は、是非、近くの人を誘ってみてください。笑
(感想)
奈良旅行1日目は、JR奈良駅近くのホテルを拠点に、徒歩で回れるところの観光メインでしたが、2日目は、レンタカーを借りて少し離れた所を巡りました。
前回の15年前の時は、ホテルで貸し出していたレンタサイクルで回ったのですが、今回の旅行は夏真っ只中でしたので、車で正解でした。
(3歳次男を自転車に乗せて走るのも大変だったろうし)
暑いのは置いといて笑、国宝・重要文化財がザクザクの奈良。歴史好きにはたまらない場所だと思います。
ここに住んで、毎日毎日、色んな歴史に触れたいな〜。
以上
最後までお読みくださりありがとうございます🍀