美味しい食べ物と温泉、そして、歴史の一幕を作るほどのパワーを持つ九州(特に鹿児島)が好きな我が家。実は、日本が、国となる黎明の地「奈良県」も密かにファン♡
あの大きな盧舎那仏(奈良の大仏)。そして、それを囲む、大きくて美しい大仏殿。
その他、世界遺産、国宝、重要文化財などなど、盛りだくさんの奈良。
十数年前の30代前半頃に、たまたま見つけて参加したツアーで訪れ、すっかり魅力されてしまったのです。
老舗 今西本店の真っ黒な奈良漬
この旅行の際に、お土産(自分たちへの)として買った、とてもユニークな奈良漬が忘れられませんでした。
⬆︎真っ黒ではないですか?
こちらの奈良漬は、奈良市にある今西本店さんのものです。
☝️奈良漬の名前の由来は、「奈良時代」の奈良です。「奈良県」だからではないようです。
奈良漬は、3か月〜6か月、長くて1年半程度の漬け込み期間が多いそうですが、今西本店の熟成期間は、3年〜19年。19年ですよ!
だから、他の奈良漬と比べて、色が黒ずんでいるんですね。
しかも、このような長期間漬ける奈良漬屋さんは、今西本店が、日本で最後の一軒!
さらに、今西本店は、
- 全国観光土産品公正取引協議会(公取)から、日本で唯一「純正」の呼称が許されている
- 材料は国産のものを厳選
- 甘味料・保存料・着色料等を全く使わず、清酒粕だけを用いている
- 江戸時代末期創業
- 何度も漬け替えを繰り返すことによって、塩分と水分を抜くという昔ながらの造り方を守っている
今西本店の奈良漬がふるさと納税で取り寄せできる
いつまでも記憶に残る奈良漬だったのに、今年まで寄付の対象としなかったのが、不思議なくらいです。
(大盛りの肉にばかり気が取られていた。笑)
今年初めて、寄付をしてみました。
入金確認後、1か月程度の発送とのことですが、到着は早かったですね。
8/13に申込み(寄付)完了して、8/22には届きました。
玄関のピンポンは何だろう?と思い受け取ると、今西本店の文字が! とても嬉しかったです。笑
早速開けてみました。丁寧にお手紙入りです。
包装紙を開けると、またご丁寧にのし付き。
のしを取ると、高級感漂う化粧木箱が登場!
蓋を開けると、真っ黒(真っ茶色)な酒粕しか見えませんでした。笑
酒粕を洗い落とすとこんな⬇︎感じです。
左が瓜で、右が、たぶん西瓜(すいか)だと思います。笑 瓜は大きいので、3分の1くらいを切り取りました。
今西本店の奈良漬は、切ってすぐには、立ち上がりの鋭さを感じるので、切ってから、ラップをかけて4〜5日冷蔵庫で食べるのがおすすめです。
お味の感想
我が家に、他にも奈良漬があったので、食べ比べをしてみることにしました。
全部、瓜です。
①今西本店
こちらはもう、お分かりですね。
本当に、原材料は酒粕だけです。
②西出奈良漬本舗
こちらも100年以上続く、奈良漬の老舗です。
これが一般的な奈良漬のイメージでしょうか。
酒粕に、砂糖、みりん、食塩のみですね。添加物は入っていません。
③朝日屋本家
ちょっと大きめな瓜でした。
西出と基本的には同じ原材料ですが、プラス甘味料(ステビア)が入っています。
先ほどの写真は、こんな並びです。
切るとこんな感じです。
今西本店の瓜:
とってもシンプルな、素材のみの深いお味です。江戸時代の味をそのままを楽しむことができます。
西出奈良漬本舗の瓜:
ほんのりと甘みを感じる、なめらかなお味でした。
朝日屋本家の瓜:
甘くてとても食べやすい、今風のお味でした。
子供でも美味しいと食べてくれそうです。(アルコール分が含まれているので、少しだけですけどね。)
我が家の3歳次男は食ました。笑
なお、それぞれ特徴はありますが、全部おいしい!というのが、正直な感想です。笑
奈良県には、たくさんのお店で奈良漬が売られていますので、全部食べてみたいですね╰(*´︶`*)╯
伝統文化を応援しよう
奈良漬はとても奥の深いお漬物だと思いました。大切にしたい日本の伝統のひとつですね。
最近のふるさと納税は、地域支援を目的とした、返礼品を必要としない寄付が増加傾向とのことです。
本来の「寄付」というあるべき姿に基づいたものですね。
これはこれで素晴らしいと思いますが、我が家は、産業や伝統の支援という観点から、これからも返礼品を伴った寄付を継続して行こうと思います。
以上
最後までお読みくださりありがとうございます🍀