2025年。年明けて数日後。
とある救急病院の待合室で長男の検査・診察結果を待っていました。
長男、塾に向かう途中で倒れ、救急搬送されました。
結果としては…それから1か月以上経過した今現在は、普通に毎日の生活を送っています。
手放しで何もなかったバンザイという状況でもないのですが。
救急車での搬送
塾に向かっているはずの長男のスマホから、電話がかかってきました。
長男だと思って電話に出ると、女の人の声。
????
息子さんが倒れていたので、今救急車呼びました。
はぁ?
場所はどこですか? そこならすぐです。すぐに向かいます。
もうそこからは、全てが猛スピード。ダッシュで向かいました。
到着すると、すでに救急車が到着している。周りを見渡すと長男はいないので、もう救急車の中にいるのかもしれない。
それと同時に、女性(50代くらい?)から声を掛けられました。
お母さんですか? 今救急車の中にいます。
はい。連絡先教えていただけませんか?
もうそんなことは良いですから、早く息子さんの所に行ってあげてください。
言われるがまま、救急車の近くに向かいました。
救急車のドアは完全に閉められているので、コンコンとノックで、私の到着を知らせる。
ドアが開き、中に乗り込むと、そこには横たわる長男。
頭が痛い。
救急隊員は、受入先の病院を探していました。
頭が痛い…。
救急車に乗り、覚悟をしました。後遺症や、下手したら命の危険を。
コンタクト2件目の病院で、長男の受け入れが決まりました。
決まったら早かったです。
救急車はすぐに出発し、5分くらいで病院に到着しました。
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↓
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検査の結果、これといった原因はなし。
頭痛→倒れる
の流れから、素人的には脳関係?と思いましたが、医師の疑いは、心臓でした。
今後、こうやってまた倒れるおそれはないだろうけど、もし続いたら、てんかんを疑った方が良い。
とのことでした。
検査も含めて1時間くらいで、病院をでることができました。
倒れたときの様子
長男曰く、倒れた時の状況が全くわからないのだそう。つまり、完全に意識を消失して倒れたのです。倒れる時に微塵も気持ち悪いとかの変な自覚症状はなかったということ。
長男が倒れたのは、自宅から徒歩5分くらいの所。大通りではなく、一本裏に入った、車も人通りもそんなに多くない生活道路の歩道。
そして、夕方。周りはすでに暗くなっていた。
これが、横断歩道の途中だったら、入ってくる車があって轢かれていたかもしれない。駅のホームだったら、線路に転落していたかもしれない。
長男が倒れた道路だって、横にブロックの花壇や街灯があるから、そこに頭を強打する可能性だってあった。
長男は、自分の体が前に進んでいる、歩道の向きに沿って、きれいに?倒れていたのです。
2時間ドラマとかで、人が倒れてるシーンがあるじゃないですか、ほんとにそんな感じでうつ伏せに倒れてました。
まさに、不幸中の幸い。でした。
長男は後日、膝が痛いと言っていたので、膝から倒れ込んだようです。打ち所が悪いと大変なことになるので、この辺りも運が良かったのかなと思います。
そんな長男を見つけてくれた女性が、長男を呼び起こし、名前を確認して、長男のスマホから私あてに電話をしてきたのです。
(家族に連絡取れる方法を長男に確認したのだと思う)
そのお陰で、私は長男の救急搬送に間に合って、一緒に病院に行くことができたのです。
これもたらればの話ですが、もしスマホも身分証明書も持ち歩いていなかったら、長男が来ていないと塾から連絡をもらい、それからの行方不明の捜査依頼になっただろうと振り返っています。
意外と冷静だった自分
長男のスマホから連絡をもらってからの私。
在宅だったオットと次男に、長男が倒れて救急車呼ばれていることを告げ、
- 部屋着から外出着(人に見られて恥ずかしくない程度のもの)に着替え、
- 念の為、保険証と医療証をオットに持ってきてもらうことを伝えて、
私のみ急いで家を出ました。
- その途中、走りながら、塾に連絡を入れました。授業の開始時間を過ぎると振り替えがきかない。こんなことまで脳裏に浮かぶ。
- 不謹慎ですが、救急車に乗ったのは初めてかも?なんても思っていました。
助けてくれた人
倒れている長男を見つけて、救急車の手配をして、私にスマホで連絡をくれた女性。
家族と一緒に、たまたま車で通りかかった人でした。
長男をみつけ、車をおりて、介抱してくれました。
記憶を辿ると、車の横に、ご主人と息子さんらしき人と、息子さんの未就学児らしきお子さんがいたように思います。
そして、私たちが乗った救急車が出発するのを見届けて、ご自分たちも車を発車していました。
その人は、どなただったのか?
結局、わかりませんでした。
救急車手配の際に名乗った名前を、長男が覚えていたので、名前だけは知っています。
だけど、こんな大都会では、名前だけではどこの誰だかを探し出すことは至難の業。
近所の表札を見てみたけど該当なし。
運んでくれた消防署に確認もしたけど、情報は持ち合わせていないとのこと。
なお、仮に情報を持っていたとしても、そもそもが個人情報なので、伝えることは難しいそうです。
119番の所轄元に確認してみて、かりに情報が残っていたとしても、個人情報は教えてもらえないだろうとのことでした。
なので…お礼を考えるのならば、その場で確認をするしかないようです。
私は、連絡先を聞けずじまい。
この場を借りて、お礼を申し上げます。
本当にどうもありがとうございました。
家族みんなで感謝しております。
消防署に電話した時には、長男を運んでくれた救急隊の方々にも、電話口でですが、お礼をお伝えしました。
(嬉しそうでしたよ。伝えた私も嬉しかったです)
喧嘩をしない毎日とは
タイトルに書いた喧嘩をしないことを心掛けるとは?
実は…あの日、長男が塾に向けて家を出発する直前。
かなりの大げんかをしました。
親2人 vs 長男
これまでにない大バトル
それで長男は大暴れ
そんな興奮状態での意識喪失でしたので、この喧嘩が関係あるのでは?と思いました。
現に長男は頭が痛いと言っていたし。
なので、救急隊員や、医師にも一生懸命?喧嘩のことを伝えましたが、関係ないですよ、的に一蹴されました笑
そんな漫画みたいに、興奮して血管プツッと切れませんからと笑
今回は、この喧嘩は直接的に意識喪失の原因ではありませんでしたが、私が気になったのは、万一長男に命の危険が及んだ時には、この喧嘩が後悔のタネになるだろうということ。
例えば突然の不慮の事故で命を失った時。最後の会話・やり取りがこの喧嘩だったら…。
後悔しても後悔しきれない。
実母がよく、外出前には喧嘩するなと言っていました。
気分悪くて仕事やその後の生活がうまくいかないのは当然ですが、こういう突然の別れのことも意味していたのかもしれません。
素人ながら
心臓の検査をした長男ですが、会社の大先輩(年配者)から、心臓はその症状が出ている時じゃないと簡単には原因は掴めないので、精密検査を勧められました。
普段は、素人なのにその分野を知っているかのように話す人には注意しているのですが(⬅︎私の会社の人は知らないくせに偉そうに話すから)、この件については、素直に従ってみることにしました。笑
それと、自分でネットで見かけたのは、迷走神経反射。
過度の緊張やストレスなどが刺激になり、副交感神経である迷走神経が活性化してしまうことで血圧低下、脈拍数低下を来し、結果的に失神してしまうこと。
あの大喧嘩は⬆︎に匹敵しないかな。
こじるりさんの失神もこれって言われていますよね。
我が子の救急車に乗るという、親としては避けたい出来事が起きてしまいましたが、とりあえず普段の生活は今までのように送ることができる結果だったのは、良かったです
以上
最後までお読みくださりありがとうございます🍀