植物性たんぱく質を含む豆乳は、コレステロールがなく、脂質分も少ないのでヘルシー。我が家はたまに購入してます。
そのまま飲むだけではなく、シチューに加えたりして料理にも使っています。
先日は、いつもとは趣向の異なる利用を試みました。
豆乳で湯葉(ゆば)を作る
です。
我が家は、味をアレンジした豆乳ではなく、大豆の風味そのままの無調整豆乳を購入しています。
ですので、普段は豆乳をそのまま飲まない子どもたちです。
ですが、もの珍しさから、あつあつ手作り豆乳湯葉は、味付けしなくてもパクパク食べてました♪
湯葉の作り方
とっても簡単です♪
豆乳と、鍋(フライパンでも可)さえあれば出来ちゃいます!
1.鍋に豆乳を注ぐ
豆乳を注いだ勢いでできた泡がたくさんありますね。
2.弱火で温める
火を付けて3分後。
注いだ時にできた泡は落ち着いてきました。
火を付けて4分後。
フツフツと豆乳が温まってきました。
3.全体にひ膜ができたら、箸ですくう。
火を付けて5分後。
鍋の全体がフツフツとしてきました。
こうなってきたら、箸ですくいます。
豆乳はじっくり加熱することで、表面に膜が張ってきて、湯葉ができあがります。
4.あつあつ湯葉のできあがり
繰り返しになりますが、材料は、豆乳だけです。とても手軽で簡単でした。
湯葉作りのポイント
- 無調整豆乳を使う
市販の豆乳で湯葉を作るときには、無調整豆乳を使ってください。豆乳で湯葉を作るには、大豆たんぱく質が多いことが必要なため、調整豆乳より大豆タンパク質が多く含まれる無調整豆乳が適しているということのようです。
- 豆乳は沸騰させない
たんぱく質は、熱(温度が60℃以上)によって固まります。ゆっくり静かに加熱すれば湯葉になりますが、グルグルかき混ぜたり、高温になると、ボロボロと分離してしまうので、注意が必要です。
- 作れるのはひ膜のみ
湯葉は、豆乳のなかのたんぱく質が、表面で膜になったものです。無調整豆乳でも調整豆乳でも市販のものは、湯葉を作るにはたんぱく質が少なく、また加熱により大豆たんぱく質が変性するため、薄い湯葉しかできないのだそう。
ですので、ガッツリ食べたい場合には、何度も何度も、ひ膜をすくう根気が必要です。笑
湯葉の食べ方
子どもたちは、そのまま何も付けずに、豆乳の味と食感を楽しんでいました。
大人は、やっぱり、わさび醤油が最高♡でした。
豆乳豆知識
湯葉を食べて大豆タンパク質を吸収するついでに、豆乳の知識も吸収してしまいましょう。笑
豆乳とは
豆乳は大豆が原料です。
大豆をすりつぶしたものを、濾してできた液体のことです。
日本農林規格(JAS)では、
豆乳とは『大豆から熱水等によりたんぱく質その他の成分を溶出させ、繊維質を除去して得られた乳状の飲料(「大豆豆乳液」と言う)であって、大豆固形分が8%以上のもの』
と定義されているそうです。
普段お店に売られている身近な豆乳が、急に難しくなりました。笑
これに「にがり」を加えると豆腐になります。
ちなみに、濾したあとの固形部分が「おから」です。
無調整豆乳・調整豆乳・豆乳飲料
豆乳を買うときに、無調整豆乳や調整豆乳などと記載されているのを見かけますよね。
- 無調整豆乳とは、大豆固形分8%以上のもので、大豆と水のみからつくられたシンプルなもの。
- 調製豆乳とは、大豆固形分6%以上のもので、砂糖や食塩などの調味料を加えて飲みやすくしたもの。
- 豆乳飲料とは、調整豆乳に果汁やコーヒーなどを加えたもの。果汁入りとその他に分けられます。果汁系:大豆固形分2%以上、その他:大豆固形分4%以上
だそうです。
豆乳の栄養
まずはなんと言っても、植物性の大豆タンパク質ですよね。
そして、女性ホルモンに似た働きがあることで注目されたイソフラボン、肌の老化防止にも効果的と言われるサポニン、レシチン、オリゴ糖、鉄などのミネラル、ビタミンB群等を多く含んでいます。
なお、食物繊維は、おから部分に多く含まれますが、豆乳にはほとんど含まれていないそうです。
テーブルを囲んで湯葉作り
我が家は、ダイニングテーブルにガスコンロを置いて、家族で順番にひ膜をすくい上げて食べました。
そんな甲斐があって、お店で買った湯葉は好んで食べないであろう長男も、「次は僕の順番だよ!」と喜んで食べていました。
(次男は、まだ好奇心で何でも食べる。笑)
それと同時に、タンパク質が加熱(60度以上)でひ膜ができるのは牛乳と同じであることを、みんなで鍋を囲みながら、長男には話しておきました。日々勉強。笑
なお、ホットプレートでも、当然、作るのは可能です。小さい子供がいる家では、ホットプレートの方が安全かもしれませんね。
湯葉は、豆乳中のタンパク質が固まってできるものですので、何度も湯葉をすくっていると、鍋の中に残る豆乳のタンパク質濃度は低下するそうです。
ですから、豆乳鍋の日には、みんなで湯葉を作って食べてから、残った豆乳でお鍋にするのも良いかもしれませんね。
なお、我が家は25〜26センチ幅のお鍋に3センチほど豆乳を入れました。ですが、最後、鍋の底でパリパリになるまで、固まりました。笑
オットは、それを「うまいうまい」と食べていました。???
※豆乳豆知識他は、マルサンアイ株式会社、日本豆乳協会のサイトを参考にしました。
以上
最後までお読みくださりありがとうございます🍀