約1年半振りに歯科治療を再開しました。
1年半前の治療時に被せ物が必要になったのですが、年末（12月）だったので、翌年の治療に延期してもらいました。
医療費控除の対象になるかは微妙でしたが、できる限り、大きな出費は同一年(翌年)に収めておきたかったからです。
それが…その翌年は、仕事が更に忙しくなってしまい…今に至っているというところです。
1年以上も経つと、口腔内の状況も変化しているものでして、結局今回は、被せ物を予定していた歯とは、また別の歯を優先的に治療することになりました。
今回治療の歯は、私の口腔内の爆弾的存在でもあったので、私的には少しホッとした面があるのも事実。
この歯の何が問題かの詳細は控えますが、両隣りの歯を巻き込んで大変なことになっていたのです。
大学病院じゃないと治療できないと言われていたのですが、忙しさにかまけて、放置状態となっていました。
普段は何事もないのですが、疲れが溜まったりすると、まれに、少々痛みを感じたりしていたので、旅行先で爆発したら大変だな〜なんていう不安は常に抱えていました。
なら、早く治療しろよ、ですよね。
その歯が最近になって、グラつきが大きくなったように感じ、1年半振りの歯医者となったのです。
歯科医師も、この歯が優先的に治療ですね。と。
歯の根本が折れてしまっているということで、抜歯することになりました。
私の歯茎の状態では、インプラントも、他の歯の移植も、入れ歯もNGとのこと。
つまり、抜いたら、そこはがらんどうな状態となるということです。⬅︎がらんどうは言い過ぎか。
歯の無いおじいちゃんが、ふがふが話す姿が脳裏に浮かんでしまい…私もそれに一歩近づいた状態になるのかと、ちょっとショックを受けました。
同時に、1本とは言え、この年で歯が無くなるのもショックでした。
そして、抜歯の当日。
歯が全部揃っている状態を、家で写真1枚をパシャリ。
歯医者の待ち合いでまたパシャリ。
記念に写真を撮りました。
昔、知り合いの歯科医から聞いた話。
どんなに整った顔でも、歯科治療時の顔は…。
私の、口を目一杯開いて撮った写真も、ご想像通り、人にはお見せできない出来でした。笑
(子どもたちは大笑い）
そして、治療用のイス上で。
いよいよ、歯を抜く現実が目の前に迫っています。
かなりの緊張で、心臓がドキドキ。
麻酔をし、医師の器具が私の歯に触れます。
ゴリゴリゴリ。
ゴリゴリゴリ。
もう40年も一緒に過ごしてきた歯とお別れになる。
と思った瞬間、
- この歯でずっと過ごしてきたよな〜。
- 一緒に旅行にも行ったよな〜。
- あの楽しかったハワイでも一緒だった。
- 2人の子どもを産んだのもこの歯と一緒。
- 楽しいことも嫌なことも共に歩んできた。
と、過去の色んな出来事が、走馬灯のように蘇ってきました。
そして、ついには涙で目がウルウル。
こんな姿を見られたら絶対にマズイ！という本能が働き、必死に涙を堪えました。
そして、何事もなかったかのように平静を装いました。
抜歯が終わって縫合。
医師から色々と話を伺い、最後に、
抜いた歯って、いただけますか？
いいですよ。綺麗にしてお渡ししますね。
チャック付きビニール袋に入った歯を受け取りました。
ついさっきまで、私の口の中にあった歯。それを、ただ、ただ、見つめました。
こんなことで気を落としている場合ではない。と気持ちを切り替え、
ママの歯、こんなだったよ〜
子どもたちに見せ、何事もなかったかのように振る舞いました。
抜歯がとても悲しかった一方で、問題歯が無くなり、とても心が軽くなりました。
飛行機内や出先での歯痛とか、洒落になりませんから。
(海外旅行保険も、確か歯科治療は対象外か、何かの制限があったような気がする）
抜歯した今。
奥歯の存在はとても大きかったです。
1番奥の歯だったので、大きさも1番大きい。
抜いたのは1本だけだったけど、抜いた跡は、感覚的に3本くらい抜かれた感じがしています。
まさに、「がらんどう」でした。笑
やっぱり自分の歯がしっかり揃っていて、しっかり自分で噛んで食べられるのがベスト。というのを身を持って改めて思ったところです。
みなさん、自分の歯は大事にしましょうね。
自分の歯が無くなるって、生物として一歩劣った感じです…。（あくまで私個人の感想）
以上
最後までお読みくださりありがとうございます🍀
