9月最初の三連休は北海道旭川へ家族旅行に出かけました。目的は、そうです、旭山動物園です。
旭山動物園はテレビなどのメディアでもたくさん取り上げられていましたので人気があるのは知っていたのですが、実際に行ってみて、こういうことか!と、すっかりファンになってしまいました。動物園は楽しい所なんだと再発見し、我が家が思っていた、動物園とは囲いに入っている珍しい動物の姿をみるところという概念を覆しました。
特におもしろかったどうぶつ舎5選
てながざる館・おらんうーたん館
さるって運動神経がいい
囲いがなく、空中にオープンにされた施設の遊具(?)の上に、逃げることもなく存在しているおさるさんたち。遊具(?)は私たちの頭上すぐ近くにまであるので、繋がれておらず自由な(ような)おさるさんをとても近くで見ることができます。それだけでも
「お〜!」
という感じです。ですが、そこに、人間がうんていをするのと同じように颯爽と移動するおさるさんが現れると、更に大勢の人が
「お〜!!!」
と歓声を上げます。
見ていて飽きないとはこういうのを言うんですね。木の上で生活する「さる」の移動方法は足ではなく手なんだ。と今更ながら気付かされました。しかし、おさるさんは運動神経が良いですよね。笑
かば館
うしろ足がかわいい
水中を泳ぐかばがとっても愛らしいです。ほんとに色んな角度からかばを見る事ができます。頭上に水槽があるところでは、かばの泳ぐ姿を下から見る事ができるんですよ! ほんとにかわいいんです。見て欲しいのは、かばが泳いでいる時の後ろ足です。あんな大きな体に、後ろ足がちょこんと添えられて、前足で軽く床を蹴りながら泳いで行きます。大人しくて愉快でおっとりに見えるかばですが、実はアフリカではとてもどう猛な生き物と恐れられているそうです。わからないものですね。
あざらし館
意外と現金なやつら
こちらはあざらし大好き長男のオススメです。特にオススメはもぐもぐタイムという動物がエサを食べるのを見ることができる時間です。動物毎にその時間が決められています。あざらしにはホッケをあげていましたが(えさも北海道らしいですよね)、飼育員のお兄さんが空になったバケツを見せると・・・あとは現地でのお楽しみです。
あざらし館の横には、道沿いに手作りされたあざらしのパネルが展示されています。自分達の身長と同じくらいの大きさのあざらしの種類をみつけて、これは長男あざらし、こっちはママあざらしなどと遊ぶのも楽しかったです。遊びながら覚えることもできました。
きりん舎
意外と頭が大きい
園の中を歩いてきりん舎に着くと、そこにはきりんの頭があります。どういうことかと言うと、きりんがいる場所が見学者のいる通りから低く、立っているきりんの頭の位置がちょうど見学者の足元にくると言うことです。そして、その足元の所には草が生えており、その草を食べるきりんを間近でみることができます。まさに、どアップ(←古い?)です。ベビーカーの次男も目の前のきりんの顔をマジマジと見ていました。施設がこのように設計されていることがとてもおもしろいと思いました。
そして、きりんは背が高く頭が小さいイメージがありましたが、意外と(?)大きい頭にはビックリしました。
更におもしろかったのは、寝床の建物にはきりん用のきりんサイズの背の高いドアがありました。隣にはホロホロ鳥がいたのですのが、そのドアはやっぱりホロホロ鳥サイズの小さなドアでしたので、きりんのドアとホロホロ鳥のドアが対象的でなんか笑えました。
オオカミの森
本当にこういう遠吠えをするんだ
園内を歩いていると、「ウォーン」という声が聞こえてきました。なんだ?と思い進んで行くとオオカミの森に到着しました。1匹が岩の1番上に座り、その周りを囲むように何匹かいました。その1番上のオオカミが中心となり「ウォーン」「ウォーン」の嵐です。そして少し経つと、ピタッと止まりその後は岩山から降りて行ってしまいました。
ちょうど遠吠えのタイミングで近くを通りかかったようです。アニメなどでみるあの遠吠えのシーンを間近で見れた感じです。カッコよかったです。
でも…隣にエゾシカの森があるんです…。シカ達はこのオオカミの遠吠えを近くで聞いていて、どう思うんでしょうか。気になりました。
帰宅後も楽しい思い出の余韻を 旭川動物園のもうひとつの楽しみ方
帰宅して数日後、ハガキが届きました。
動物園内から送ったハガキです。ペンギン館近くの臨時郵便局(テント)で売られていた切手(62円)とハガキ(2枚)セットを使用したものです。そして、押印をよく見てください! 肝心なところが薄いのですが(笑)、アムールヒョウとその上には旭山動物園との文字が! 園内のあざらし館横の中央売店の前にあるペンギンのポスト(ご当地ポストっていうんですね)に投函するとこんなにかわいいものを押印してもらえるんです! それが時差で自宅に届くのも、また楽しいです! 購入後はテント内に設置されたテーブルで書くことができますので、どこかに移動して作業をするという煩わしさが無くその場で完結するので楽ですよ。もう1枚のハガキは、夏休みに1か月もお世話になったおばあちゃん(私の母)宛に送りました。こちらは文面はちゃんと書きましたよ(長男の字が下手なのはご愛嬌)。笑
感想
3連休真ん中の12時30分から17時までの約4時間半の滞在でしたが、楽しむのには十分な時間でした(夏場の営業時間は9:30〜17:15)。行動展示という言葉は知っていましたが、実際に見るのはとてもおもしろかったです。普段、遠目にしか見られない動物を、その行動まで間近で見ることができるのです。そういうのを前提に考えて作られている設備も本当に素晴らしいですし、同じ動物をみるのもやり方次第ではこんなに違ってくるのかと感動しました。自分の仕事もこんな風にできたら楽しいだろうな…。
もしかしたら、大人の方が楽しめる動物園かもしれません。
おまけ
1.旭山動物園の名前の由来
普段こっち(東京)で生活している時には、何の迷いもなく旭山動物園と言っていたのですが、旭川に到着した途端、私の口からは無意識に旭川動物園にすり替わった言葉が出ていました。
長男に「旭山じゃないの?」と言われ、ハッとしたのですが、それから私と長男の頭の中は?がいっぱいになりました。
東京に戻ってからも気になっていましたので、旭山動物園に電話を掛け質問してみました。
「旭川市にあるのに、どうして旭山なのでしょうか?」
「旭山という山に動物園があるからです。」
少々お待ちくださいと誰かに確認してましたので、変な質問もしてしまったのでしょうか(苦笑)。最初気付いた時には何て紛らわしい名前をつけたんだろうと思いましたが、地元の人からにしてみれば、そうおかしな付け方ではないですよね。
2.ショップの割引券を入手しよう
オットがレンタカーの手続きをしている間、私と長男が店内においてあるパンフを見ていたところ、旭川動物園内ショップの割引券の案内がありました。スタッフさんから割引券を頂くと、中央売店のみですが、10%も割引してもらえるとのこと! 我が家はこれでアザラシのぬいぐるみを兄弟それぞれに買いましたよ。街中チェックです!
以上
最後までお読みくださりありがとうございました🍀