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小学生のトラブル時はかわいい我が子の話でも全て鵜呑みにしないのが得策と考えさせられた話

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「子供はしっかり遊ぶ」との考えのもと、友達と遊びたい長男の気持ちを優先して過ごした2年生からの約1年半。やはり大きいものから小さいものまで、様々なトラブルにも遭遇しました。

大人の目が無い中、小さい子供だけで遊ぶには何かしらあるだろうと想定はしていましたが、それに伴う親の介入について考えさせられるケースが2つありました。

ケース1 子供が嫌な思いをしていると担任に訴える

担任から電話があり、

「学校で友達とケンカをしていたので仲直りさせた。その友達が、長男から毎日嫌なことを言われているので、そのお母様が心配している。」

と伝えられました。

長男からは、そのお友達とは言い争いをしたが、その後は仲直りして遊んだと聞いていましたので、電話の内容に驚きました。

長男に確認をすると、

  • 課題をやる時に、その友達がふざけて取り組もうとしないので、やるように促した。
  • その友人の過剰な自慢話をあしらった

と言っていました。

長男はやんちゃな方ですが、自分から相手に対し、ちょっかいを出したり意地悪を言うタイプではないというのが私の見方です。

ですので、長男への確認内容(長男が言っていること)とは概ね一致しました。

長男には、この友達へは、必要以上に言い返すことはしないように注意しておきました。

ケース2 長男におもちゃを取られたと直接LINEで訴える

地域でイベントがあり、仲良し4人組で、同じ額のお小遣いを持って遊びに行った日の夜です。1人のお友達のお母様からLINEが届きました。

要約すると、長男が持って来るはずだったお小遣いを持ってこなかったため、長男に、買ったばかりのおもちゃを無理やり要求され、渋々渡した。という内容のものでした。

これにはもう驚きましたし、本当の事でしたら大変な事ですので、早速長男に話を聞きました。

その日の帰宅時に持ち帰ったものを確認した際に、そのお友達から貰ったとは聞いていました。ですが、さらに詳しく聞くと、

「要らないからあげる」と言われたものと「ちょうだい」と言ったら「いいよ」と言われたものがあるとの事でした。

友達に「ちょうだい」とは絶対に言わないよう日頃から言っていたにも関わらず、言ってしまった事に対しては相当キツく注意しました。

先方のお母様にはその注意した旨と、長男が言っていた内容をそのまま伝え、おもちゃをお返ししたいと申し入れました。

これはマズイと思われる事態以外「本人同士で解決させる」では納得できない?

自分が子供時代にもやはりケンカはしました。

しかし、その瞬間は非常に不愉快な思いをしますが、何だかんだまた仲直りして遊ぶようになりました。

悔しくて親に言うこともありましたが、普段のケンカに親が口出すなんてことはありませんでした。

我が家は、そういうことを繰り返して、友達との関わり合い方を覚えて行くものだと考えています。言わば、遊び(ケンカも)も社会勉強なのだと思います。

ですから、長男がぐちぐち友達の話をしたとしても、耳を傾けるだけにし、過剰反応はしないようにしていました。

学校の学年会で、

「小学生も学年が上がってくると色んなトラブルが発生するが、子供同士で解決させることも大事」

と説明がありましたので、我が家の方針はあながち間違ってはいないのかなと思っています。

しかし、単なるケンカではなく、いつかいじめに発展しそうな状況や道徳的に好ましくないと思われることなどは、大人の介入は必要だと思っています。

担任との面談時に長男の様子を確認すると共に、ケンカはお互い様であることを再認識

担任よると、長男は友達に対し自分から嫌なことを言うタイプではないとの事。

そして、大抵は言い返しをすることによってケンカになるが、結局はどっちもどっちなので喧嘩両成敗としている。

ケース1・2とも一見、長男が悪いように聞こえるが、実際にはそんな事はないと思う。特にケース2のような場合(物や金が絡む)には、私(学校)に連絡下さい。との事でした。

実際、長男も不快な思いをしているからこそ、私に話をする訳ですから、お互いが嫌な思いをしているのになぁと思っていました。ですので、(親が)言ったもん勝ちの状況を作ろうとしていない担任の考えに安心しました。

また、子供は「(物を)あげる」と言っても、時間が経つと気が変わることがあるので、最初から物(当然お金も)の貸し借りや授受はさせないように指導していると仰ってました。

あくまで長男の話によるとですが、ケース2の時も「ちょうだい」と行った時には、とても快く「いいよ!」と言っていたそうです。

遊びの中では、悪気もなく軽い気持ちで「ちょうだい」と発せられることがありますので、長男には、もし言われた時にはトラブル回避のために、はっきり「ダメ」と伝えなさいと教えています。もちろん「ちょうだい」を言わないのは大前提です。

困った親御さんが存在するのも事実

余談ですが、学校の先生によると、

  • 自分の子供は絶対に正しい。
  • うちの子はそんな悪い事は絶対にしない。

の一点張りの親御さんも実際に存在するそうです。

先生側の捉え方としては、困った親御さんとして認識され、学年の先生間で共有されてしまうようでした。

その場では、子供や自分のプライドを守る主張が通り、満足感を味わえるかもしれませんが、もっと大きな代償が待っていることを思うと親バカもほどほどにしておいた方が良く、私も気をつけたいと思います。

子供たちのその後の様子

ケース1のお友達とは、関係がぎこちない期間が2週間ほどありましたが、その後は、徐々にまた仲良くなりました。

今はまた、以前と同じように付き合えています。

お母様とは子供同士が遊ぶ関係で連絡先を交換し、比較的仲良くさせて貰っていました。しかし、先生に訴えた頃を境に連絡が途絶えましたので、未だに長男(と私)をよく思っていないのかも知れません。

ケース2では、お母様のクレームに対し、長男の言い分を伝えました。ですので、結果としては、お互いの主張は平行線のままです。しかし、それでも子供同士は、何事もなかったかのように、直後から一緒に遊んでいました。

自分の子供でも話は全て鵜呑みにしない

普段、長男と何気なく雑談をしている時でも、たまに矛盾する点や少し大袈裟に言っている点、自分を良く見せようとする点などが感じられる時があります。

都度それとなく訂正してますが、子供である以上は、そういうこともあるだろうし、ましてや友達と意見が対立している時には、更にエスカレートすると思います。

ケース2の場合は物が絡みますので、お母様が問題視した可能性はありますが、子供の話というのは上述のように自分に都合よく解釈されることもあります。

従い、我が子の言い分をそのまま直ぐに、相手の親御さんや先生に訴えてしまうのは避けたいと日頃より思っています。

万一、間違っていたら、大変失礼なことですから。

自分の子供ですので、かわいいし、信じてあげたいのはやまやまですが、我が家は、できる限り客観的に判断するよう心がけ、全て鵜呑みにしないのが得策かなと考えています。

今1番仲の良いお友達のお母様は素晴らしかった

長男は1年生の時は学童に通っていましたが、2年生から放課後に一緒に遊ぶようになったお友達がいます。

今1番仲が良いのですが、この子は1年生の頃から外で遊んでいるためとても慣れていて、長男からしたら外遊びのプロのようです。

仲良しなので、お宅に遊びに行くこともあり、そこで蹴り合いのケンカになったのですが、お母様は「うるさいから公園でやってきて」と一喝してそれで終わりだったそうです。

また別の日は、道路でつかみ合いのケンカをしていたのを見つけた私が仲裁に入り、お友達をお宅まで送りました。

お母様は我が子が大泣きしているにもかかわらず全く気にもせず「道路は迷惑になるので公園でケンカしなさい」と諭して終わりでした。

自分の子供贔屓のような態度は一切しませんでした。

お母様は、

  • ケンカがあるのは当たり前。
  • 怪我をしたりさせたりしなければそれで良い。

という考えをお持ちの方でした。

根底にある基本的な考えが、我が家と似ているのかなと思いましたが、その堂々とした迷いのない態度が素晴らしかったです。

大ゲンカした次の日、朝の登校時に一緒になりましたが、ケンカなんてなかったかのように手を繋いで学校に向かいました(3年生男子でも手を繋ぐのか?!という別の驚きはありましたが)。

このお友達とずっと仲良くしてくれたら良いなと密かに思っています。

 

以上

最後までお読みくださりありがとうございます🍀