長男が地域のスポーツ大会に出るために、練習を重ねてきました。
一時は、メンバーが集まらないかも…の状況からの起死回生で、毎週末の練習に付き合いヘトヘトでした。
これは大人側の事情でして、もちろん、子供達は違います。むしろ毎週の練習を楽しみにしていました。
そして大会当日の昨日。東京は朝からの雨。大会中止の連絡が来ました。長男をはじめ、メンバー全員がっかり…です。
長男がチームを作りました
長男は運動が得意な方ではありませんので、去年参加しなかった長男は、ほぼ去年からの流れで出来上がっているチームには入れて貰えません。その悔しさをバネにした長男は、自分でチームを作ることにしました。
しかし、強い子は既に他のチームに入っているので、他のチームに入れなかった子を中心に声をかけ編成しました。
長男発起人のため、私がチーム責任者に
長男が発起人=キャプテンになりましたので、私がチーム責任者を引き受けました。チームから必ず1名、大人が受ける必要があります。
大会に向けて会議に出席したり、練習日や試合メンバーを決めたり、親御さんに連絡を取ったり、やる事がたくさんありますので、皆さん手をあげません。
私もやってくれる人がいるならお任せ状態ですし、人の前面に立つことがそもそも好きではありません。そして、普段から他の親御さんとの交流も避けがちです。スポーツ自体も好きではないので、完全に未知の世界です。
ですが、
- キャプテンなんて柄ではない長男に、(怒られながらも)リーダーがどんなものであるのか、と、
- 負けても良いので、しっかり練習(努力)をして大会に臨むということ
を学んでもらいたいと思いましたので、長男の意志に背中を押される形で、仕方なく?引き受けることにしました。
チームを引っ張っていくために心掛けたこと
全ては、子供たち全員が楽しく、同じ方向をむいて大会に参加できるようにするためのものです。そして、長男が大会終了までキャプテンを務め上げるため。
基本は子供の意志を尊重し、自ら動いてもらうのですが、成功(無事に大会で試合をすること)させるために、大人がバックアップしました。
1.子供がなるべく参加できるような練習日設定にする
小学校3年生にもなると、これまでの習い事に塾が加わる子も出てきて忙しくなってきますので、練習日を決めるのが非常に困難になります。大会に出るという意識を高めさせるためには、
- 少しでも多くの子が練習に参加することが必要
と考えました。そこで、私が取ったのは、練習開放日をたくさん設ける方法でした。
- 学校が休みの土日祝の午前と午後に2時間ずつ設定
- 練習は強制ではなく、自由参加で、遅刻・途中抜けるのも可。
- 保護者の付き添いは家庭の判断に任せる(いなくても良い)
- その時に集まったメンバーのみで練習する
練習日が広がったことで逆に、メンバーが5人ほどしか集まらない日もでてきますが、仮に、特定の日時を指定した練習日にしたとしても(毎週日曜日の午後のみなど)、集まる人数に関しては、同じ結果だったと思います。
伝助にスケジュールを入れてもらいましたが、〇(出席可能)がついている日は、やはりバラバラでしたから。
それであれば、特定の日に練習が可能な、限られた子だけが参加するのではなく、多くの子が少しでも参加できる体制を準備しておいた方が良いと思ったのです。
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2.親御さんにはこまめなお礼と情報提供をして理解を求める
チームになってくれなければ、試合はおろか、大会への参加表明すらできません。これを前提に、まずは、メンバーになってくれたことに対して感謝です。
そして、子供を練習にだしてくれること、練習に一緒にきて指導してくれることに対しては、都度、丁寧にお礼言いました。
また、公園でのボール練習には限界がありますので、学校の校庭開放の状況、大会事務局への確認事項など、責任者として知り得たことは全て親御さんと共有しました。
これを続けていれば、忙しかったり、大会が面倒という親御さんも少しずつ気にしてくれるようになるかなと思ったからです。
この時、注意するのは、仲間はずれのような状態を作らないことです。私もメンバーの親御さん全てを知っているわけではありませんので、知っている人にばかり情報が流れないように気をつけました。こういう時には、LINEって便利ですよね。
また、大会当日には応援席(場所)の確保を率先して行い、参加してくれる人がスムーズに、快適に過ごせるようにと考えていました。そして、子供たちも大人も楽しめるように、簡易的な応援ボンボンも準備しました。が、大会中止でしたー。泣
3.自分の子供だけを優先させない
長男もキャプテンとして、チームに参加していますが、勝敗を決定するような主要ポジションには、実力のある子を選びました。長男を起用することも可能ですが、やはり、それをやってしまうと、信用力はかなり低下します。試合までうまく乗り切ろうと思ったら得策ではありません。
4.本人の希望を極力叶える
長男のチームは上述の通り、残った子供たちで作ったメンバーですので、優勝を狙うのとはちょっと違います。純粋に練習を楽しみ、純粋に大会の試合を楽しみたい派です。であれば、なるべく本人の希望を反映してあげて、更にやる気が出てくれた方が良いと思いました。それで奇跡が起きて、一勝してくれたら嬉しいので。笑
あとは、何でうちの子が?みたいな、親御さんからクレームを受けないためでもあります。笑
主要ポジションは私が決めましたが、本人たちの希望を少し微調整はしたものの、偶然にも、希望と概ね一致していました。(ここは、親も子も選ばれた方が嬉しいようでした。)
この方法で進めてみた感想
- 練習に全く参加しない子も出てくると言われる中、長男チームは全員、練習には参加してくれました。土日の全てを練習に注いでくれる、ほぼ皆勤賞の子もいました。その一方で、遅刻・早退可などとゆるゆるの条件をつけたことで、習い事の帰りなどの隙間時間を利用して、少しだけでも顔を出そうとしてくれた子が何人もいました。みんなが楽しく練習できたと思います。
- 親御さんには、こちらが情報提供すると、それに反応して更なる情報を提供してくれます。私の方が参考になったほどです。
- 主要ポジションについては、ある親御さんから、的確な人選とお褒めの言葉を頂きました。やはり、見てる人は見てますね。
- 長男チームには、他のチームには絶対に入れてもらえないような子もいます。私も大会当日、ルールちゃんと守れるかな?と不安になるような。しかし、このような子も練習にはまじめに参加してくれますし、時にはスーパーファインプレーをお披露目してくれます。長男チームでは、やりたい気持ちがあれば戦力になりますから、親御さんもとても満足されたのではないかなと思います。長男も同様で、他チームでしたら、絶対にキャプテンにはなれません。笑
- それから、肝心の子供の成長ですが、練習した分だけ確実に伸びていると感じました。スピード感も出てきて、勝利の文字がちらつきました。さすがは子供ですね。伸びしろが大きくて羨ましい。笑
- 最後には、親御さんたちから、労いや感謝の言葉をたくさん頂きました。やった分はちゃんと返ってくるんだなと、改めて思いました。良い方に恵まれたのかもしれません。
試合をさせてあげたかった
雨天中止は、当初よりアナウンスされていた事ですし、天気のことはどうする事もできませんので、仕方がありません。しかし、こんなに頑張ったのだから、試合くらいはさせてあげたかった。不甲斐ないキャプテンだったけど、キャプテンとして試合に臨ませてあげたかった。です…。どのくらいの実力がついたか、確認もしたかったし。無念の一言ですね。
最後に
長男チームのメンバーは、私は初めて会う子がほとんどでした。しかし、練習のたびに会っていると、とてもとても可愛くなってきます。子供って、本当に素直に健気に、練習するんですよ。時にはボールが当たって泣いてしまったり、顔面にあたってしまったり。それでも懲りずに練習に来てくれるんです。とても嬉しかったです。
そんな子供たちにひとつ、やり残したことがあります。大会が終わったら、伝えようと思っていた事。
「みんなのこと大好き!」
チームが作れないと落胆するも、ママさんたちが協力してくれて何とかなった話↓
以上
最後までお読みくださりありがとうございます🍀