我が家の中2長男、やらかしましたよ…。
在宅勤務をしていると、長男の通う学校から電話がかかってきました。
長男さん、学校で友達と喧嘩しましてね、体に傷も作って帰宅しますので…。
先生からの話が終わるやいなや、長男が次男と共に学校から帰宅しました。夏休み1週間前のことです。
ケンカ勃発の原因
いつもの帰宅時には、次男がママ〜!と言うけど、ダンマリを決めている長男。だけどこの日はそんな次男を差し置いて、
ママ! 今日さ!
と、長男が珍しく、堰を切ったように話はじめました。
いつもなら次男は、年が離れているお兄ちゃんでも構わずに、自分アピールして割り込んでくるのですが(何ならパンチもするし、それがキッカケで小競り合いもするし、挙句には大泣きする)、
この日は、いつもとはちょっと違うことを感じ取り、おとなしく私と長男の話を聞いていました。
友達とケンカして、傷ができた。
手の甲や腕、顔などには、保健室で手当てされた絆創膏がありました。
原因は?
あいつさ、風邪ひいてマスクしてるくせに、マスクをわざわざ外して、僕の方に向かって咳をするんだよ。
あいつは昔から、そういうのがしつこくて嫌なやつだったんだ
だから、やめろよ〜と手であいつを押したんだ
そこから、何だコノヤロウと取っ組み合いが始まったそうなのです。
でも相手は、普段から部活で鍛えているサッカー少年。かたや長男は、インドアでゲーム三昧派。
体力のベースが異なります。
騒ぎを知ったクラスメートが集まり出し、次第には学年中の生徒全員が集まる勢い。
あいつ力が強くて、一時は首が苦しくて、死ぬかと思ったよ
先生の裁き
みんなは、長男たちのケンカを珍しがって見ていましたが、その中の誰かが先生を呼びに行き、やっとこさ担任が到着。
そして、ケンカの当事者2人とも別室に連れて行かれ、事情聴取?笑を受けたそうです。
先に手を出したのは長男。
➡︎だけど、相手の嫌がらせ的な行動も良くない。
➡︎お互いがそれぞれ自分たちの良くなかった所を反省。
➡︎仲直り。
ということで、一応、一件落着し、この時点で先生が私に電話をくれたようです。
長男が通った小学校もそうだったのですが、今通う中学校も、先生方は、生徒のトラブルに対しては真摯に向き合ってくれます。
その点はとても良い校風だなと感謝しています。
正直、結論的には今回のケンカはどっちもどっち。だと思いましたが、電話をもらった時、先生には、
- 迷惑をかけて申し訳なかった
- 相手は怪我などはしていないか
の2点は伝えました。
長男にはいつも通りに話す
長男に対しては怒ることはせず、
- 明日、学校に行ったら、何事も無かったかのように、いつも通り振る舞うこと
- 壊しまった相手の文房具は、弁償することを相手に伝えること
を、普段話すのと同じように話しました。
ケンカの時には、あれだけのギャラリーが集まったので、翌日は、好奇の眼差しで見てくる人が多いのは容易に想像がついたので、その上を行く対応をさせたかったからです。
そしてそれが、みんなに前日のケンカを早く忘れさせ、結果的に長男がうまく過ごすことができると確信したからです。
あとは、ケンカの最中に、力の差を感じ負けるかも?!と思った長男が、目に入った瞬間に、掴んで投げつけてしまった、机の上に置いてあった相手の筆箱の対応について。
弁償することと共に、相手の持ち物を壊すことや、骨折などの怪我をさせることは絶対にダメと、長男には念押ししておきました。
驚きの出来事2つ
ケンカの最中、ほとんどの生徒は見ているだけ。そんな中でも、これヤバイと思った誰かが先生を呼びに行ってくれましたが、実はそれ以外に、行動を起こしてくれた人物が1人だけいました。
近所に住む長男の幼馴染です。
この子は、小さい時から体が大きく、少しガニ股気味で歩くので、小3の頃から見た目がおっさんでした。
その子は今や180cmもある巨人。いや、どっちかと言えばゴリラ(ごめんよ〜)。
今は特別仲が良い訳ではないのですが、このケンカを見兼ねたゴリラは、ただひとりケンカを止めに入ったのです。
長男を、力で壁まで追い詰めていた相手を、背中から羽交い締めにして、拘束しました。
ゴリラなので、自分の力なら止められる自信があったのでしょう。
(あ、ゴリラという表現は使ってますが、とても感謝してます)
このゴリラは、小2の時にも、下校中に具合の悪くなった長男のランドセルを持って一緒に帰ってきてくれたことがあります。
(やっぱりその頃から力があった)
一見、普段は冴えない感じなんだけど、いざという時に頼りになるカッコいい奴でした。
そしてもうひとつ、驚いたこと。
それは我が家の次男です。
普段から、次男の長男に対する対抗心は半端ないことは上述の通りです。
ケンカした日の夜、寝ようと思ってベッドに横になっていると、次男がやってきました。
そしてうつ伏せになって、泣き出しました。
にいにが死んだら、やだ〜
ママは大好きだけど、にいには嫌い
これが次男の口癖です。
変な意地があるのか、長男に対してはこんなことばかり言い、これまで絶対に好きとは言わなかった次男。
ですが、ずっと、今回のケンカの話を聞いていた次男は、
死にそうだった〜
と長男が言っていたのを、本気でそう思ったのでした。
次男なんて、いつも僕に嫌なことばかりしてくるから、嫌いだ〜
としょっちゅう口にしていた長男に
これが次男の本心だよ
とこっそり教えてあげました。
その後、次男のちょっかいに対して少し寛容になった長男です。
(でもまたすぐに忘れて、もとに戻ると思うけど)
三者面談での話
夏休みに入ってすぐに行われた中学校での三者面談。
開口一番、先生が口にしたのは、このケンカについてでした。
- 色んな子にこのケンカのことについて聞いてみたが、ほとんどが長男に好意的な意見だった
- ケンカの翌日に、長男が普通にしていたことに驚いた
ケンカそのものもそうですが、普段の言動も、やはり周りは見ているものなんですね。
相手は、普段から人をからかったり、マウントしたり。
一方で、クラスのムードメーカーと言われている長男。
(長男が学校を休むと、寂しかったと歴代の担任にも言われること何度か)
今回のケンカでも、咳をわざと長男に向けてやった相手ですから、長男の行動は、仕方がなかったという見方が多かったそうです。
必然的な結果(みんなの意見)だったのかもしれません。
そして、先生が仰った2つ目。
これについては、ガッツポーズです。
思った通り。よっしゃ〜❗️🙌
笑
いつもとかわらず、相手にも普通に接した態度は、周りに好印象を与えたようです。
親の対応
今回の一件を振り返って…。
長男の性格は、基本的には穏やかな方だと思いますが、変なトラブルに巻き込まれたり、やらかしたりと、これまで色んな経験をしてきました。
それで学んだのは、親は過剰反応をしないということ。
大きな怪我をさせたとか、させられたとか、陰湿なイジメに繋がりそうな場合には、学校にも相手にもそれ相応の対応はしますが、それ以外は、子どもの話をちゃんと聞いてあげるくらいで良いのかなと思っています。
(あくまで我が家の場合)
幸いだったのは、相手の親御さんから攻撃がなかったこと。
そこだけは、少し、ドキドキしながら様子をみましたよ。笑
大抵は、我が家と同じような考えの親御さんなんですが、たまに、強烈に自分の子ども贔屓な人もいますので。
今回だって、長男が最初に相手の体を押したけど、正当防衛とも言えるから、
うちは悪くない。変な子(相手)を何とかしてください!
と学校に言おうと思えば言えたわけですしね。
感想
間もなくして夏休みにも入ったしで、取り敢えずは再び平穏な暮らしに戻ってはいるのですが(仮に裏でコソコソ言われていたとしても、それはわからないから、別にいいや笑)、
こんなことで悪目立ちするのではなく、勉強や何かで表彰されたとか、どうせ目立つならそういう方向で目立ってほしかったな〜というのが、最近の思いです。
先日、7月は色々ありすぎた〜という記事を公開しましたが、それプラス、実はこんなこと(子どものケンカ)もあった我が家だったのです。
ほんと、疲れるわ〜
以上
最後までお読みくださりありがとうございます🍀