今日はバレンタインですので、ガトーショコラを手作りした結果を、つまり浮かれた記事(笑)を公開しようかと考えていましたが、急遽、予定変更して。
嫌な予感
昨夜、ベッドの中でゴロゴロし、そろそろ寝ようかなと思っていたところ、グラグラと揺れだしました。
我が家はマンションだし、倒壊という事態は免れるだろうと軽く考えていました。
しかし、いつもの地震のようにすぐに終わらない。なんかちょっと違う。
嫌な予感がしました。
首都直下地震の発生か、どこかで大きな地震が起きているのでは?
まもなく、東京の揺れは収まってきましたので、すぐに(報道に力を入れている)NHKをつけました。
目を疑いました。
赤い6強の文字。
しかも、一箇所ではなく、広範囲に渡って。
悪夢が蘇ってきた
家屋倒壊、津波、放射能。交通麻痺。
3.11では、幸い親兄弟の生命は無事だったものの、自分が生まれ、慣れ親しんだ場所の姿が変貌してしまった。
言葉ではうまく表せないその絶望感と悲しさ。
そして、交通麻痺などの理由により、まだ幼い長男を連れて帰省したのは、2年近く経過してからでした。
その時はまだ知るよしもなかった、今思えば父の晩年に、この2年もの間、両親に会えなかったのは、とても残念・無念としか言いようがありませんでした。
私の実家は、瓦屋根の木造2階建てです。
大地震では倒壊の恐れがあります。
そして、実母は80歳の高齢。寝室のある2階から逃げるのには時間がかかる。
おそらく固定電話に出る余裕はないだろうから、兄の携帯に電話をしました。
…
出ない。
もしや…
前日、とても珍しく、兄の携帯を経由して、母と私・子どもたちがビデオ通話し、
コロナのせいで、もう1年以上も会えていないけど、チャンスがあれば帰るから、それまでは絶対に生きていてね!長生きしてね!
と話したばかり。
(気がつけば、電話ですら、お正月以来していなかった。)
これが最後の会話になってしまったの?
涙がボロボロと流れ落ちてきました。
連絡は取れたが…
その4分後。
念のため送ったLINEの安否確認に返信がありました。
ビックリしたが、取り敢えず大丈夫。
良かった〜。
続いて、同県に住む姉にも連絡しました。
同じ県内でも、姉の住む地域の方が地震の揺れが激しい。
すぐに反応は無かったのですが、マンションなので、建物倒壊の可能性は低いと思っていました。
数分後、姉から電話がありました。
とても興奮した状態で、
大変だよ〜。3.11の時と全く同じ状況! 食器は全て落ちて粉々。テレビ、レンジなどの家電は全て落下して壊れた。
しかも、水浸し。
命は助かったので、一安心ですが、かなり酷い様子のようでした。
(友人のお店。地震でぐちゃぐちゃ。)
そして、姉の住む地域は、3.11の時も揺れがかなり大きかったのですが、その時の教訓が生かされているとのこと。
それは、地震保険です。姉の地域では、3.11以降、地震保険に加入した人が多くいたそうで、姉もそのうちのひとり。
部屋の惨状を見ながら、
保険に入っておいてよかった〜。
と、何度も話していました。
まずは命が大事ですが、命に別状がなかった時点で、次は被害を何とかしなければなりません。
お金が必要になってくる現実と、向かい合う必要があります。
なお、余談ですが、地震保険の適用には、1番ひどい状態を写真におさめておくことが大事だそうです。
片付けに着手する前です!
その他親戚は、停電には見舞われたものの無事でした。
という訳で、親族の無事は確認できましたので、まずは良かったです。
帰省するはずだった
実は今週末、本来であれば、亡き父の法事があるはずでした。
しかし、コロナ禍の影響で、法事は縮小化し、実家に住む家族がお墓参りだけして、済ますことになりました。(お坊さんも無し)
私の大切な父のイベントくらいは、ちゃんとやってあげたいと思っていたので、兄にも意見を言ったのですが、このコロナには勝つことはできず、縮小化となりました。
本来なら、金曜日の午後には実家入りして、日曜日の今日まで帰省していたはず。
何なら、私と保育園児の次男はもう2泊くらい残っていたかもしれません。
なのに〜💢コロナのバカ〜💢
と思っていました。
ですが、昨夜の地震で、もしかしたら、コロナに助けられた?と思うようになりました。
まだ小さい次男や小学生の長男を抱え、昨日の地震を経験するのはちょっと…ですから。
幸い、無事だったとしても、今現在、新幹線を含む鉄道各社は運転見合わせの状況です。
最悪、足止めを食らう可能性もあったということですので、帰省していなくて良かった〜というのが、現時点での感想です。
6強という大きな地震だけでも、とても心配なのに、
3.11の時にはこれに津波と放射能。と寒さ。
今回は、寒さとコロナ。
やんなっちゃいますよね。
今のところ、土砂崩れはあったものの、住宅を巻き込む甚大な被害はなさそうなので、不幸中の幸いでしょうか。
翌日になり、怪我人も少しずつ増えていますが、これ以上の大惨事にはなりませんように。
さいごに
ちょうど今、長男が社会科の授業で、災害について学んでいるところです。
私に似て心配性の長男は、毎日のように地震が怖いと言っていたので、今のマンションを購入した時のポイント(高台の立地・密集していないなど)を話すようにしていました。
そんな最中での、昨日の地震でしたので、さらに、長男の防災意識は高まったことと思います。
災害リスクを真面目に検討してマンションを買ったからこそ、今の暮らしの安心に繋がっているのかなと思います。
こうやって災害がおきると、そうやって検討したことは無駄ではなかったんだなと思います。
以上
最後までお読みくださりありがとうございます🍀